第212話 生きる力
グレイさんに運んでもらって、
「グレイさんは、ここで待っててミャ。ぼくが、
『分かった。オレはここで、
「グレイさん、いつも
『ああ、いってらっしゃい。気を付けてな』
グレイさんと
ゼーゼーヒューヒューと
ぼくは、苦しそうに
「ミャ?」
大丈夫ですか?
「……真っ白で、とっても
どうやら、
触ってみると、どの猫も高い熱を出している。
病気になると熱が出るのは、体が病気と戦っているからなんだ。
熱に弱いウィルスは、高い熱が出るとそれ以上増えることが出来なくなる。
また、熱が出ると汗を
これが、ぼくたちが生まれつき持っている「生きる力」
だから、熱が出たからって、すぐに熱さましの薬を飲んじゃダメなんだよ。
熱を下げると、
熱が出ると、汗をいっぱい
まずは、たっぷりとお水を飲ませないと。
そこで、お父さんとお母さんが追い付いてきた。
「シロちゃん、何か手伝えることはないかニャー?」
「薬草が必要なら、集めてくるニャ」
「ミャ!」
ふたりとも、ちょうど良いところに来てくれて、ありがとう!
ここの猫たちはみんな、
だから、川からお水を
「分かったニャー」
「じゃあ、川を探すニャ」
ぼくたちは周りを見回して、水の
よし、こっちだ。
近くの川まで走って、葉っぱで作ったお皿にお水を
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