第213話 やっぱりネズミが好き
ぼくたち3匹だけでは、全然手が足りない。
そうだ! グレイさんにも、お手伝いしてもらおうっ!
と言っても、グレイさんが
それに、グレイさんは薬草を
だったら、グレイさんに出来ることをお願いしよう。
集落の前まで戻り、おすわりをして
「グレイさん、お願いがあるミャ」
『なんだ? シロちゃんのお願いなら、なんでも聞くぞ』
「猫たちが、腹ぺこさんなのミャ。だから、猫が食べられそうな
『可愛い猫たちが、おなかを空かせているのか……
「そうだミャ……」
トマークトゥスが食べられても、猫には食べられないものがたくさんある。
ぼくはグレイさんに、イチモツの森の中で狩ったことがある動物を、ひと通り教える。
こうして思い出してみると、意外と種類が少ないな。
そういえば、ネズミを良く食べている気がする。
やっぱり、猫だからネズミが好きなのかな。
『よし、分かった。猫は、ネズミが好きなんだな? 猫たちが喜んで食べてくれるように、
「は~い、行ってらっしゃいミャ」
グレイさんは、
狩りをするって、とても危険だし、体力も気力も
だから、グレイさんがぼくたちの代わりに狩りをしてくれると、めちゃくちゃ助かる。
ぼくはグレイさんを見送ると、猫たちの
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