第214話 避難指示
突然、冷たい風が吹いてきたかと思うと、雨が
マズい! 雨で体を冷やしたら、ただでさえ病気で弱っている猫たちが、もっと弱ってしまうっ!
とにかく早く、猫たちを雨が当たらない場所に移動させないと。
周りを見回して、
だけどぼくは、この
自分で探すより、
「ミャ?」
すみません、この
「それなら、あっちに、大きな
トビキジ
「雨が
イチモツの
イチモツの
この
そうと決まれば、猫たちを
自分の足で歩ける猫は、自分の足で
動けない猫は、みんなで力を合わせて運ぼう。
「ミャ!」
皆さん、雨が強くなって来ました!
急いで、
ぼくは
猫たちはみんな、ぼくの
「シロちゃん、
「ミャ」
ありがとう、お父さん、お母さん。
ふたりは、みんなと一緒にここにいて。
ぼくは
「分かったニャ。シロちゃん、気を付けてニャ」
ぼくは
取り残された猫がいないことを確認してから、
「ミャ?」
「全員いるにゃん」
ぼくの問い掛けに、さっきのトビキジネコが答えてくれた。
「ミャ?」
もしかして、あなたがこの
「ああ、ワタシが
トビキジはそう言って、
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