第208話 なかよしにゃんこ
イヌノフグリの
新入り猫たちは、
ヒアエノドンに負わされた傷も
特に問題も起きずに、みんな仲良くなってくれて良かった。
もし、性格が合わない猫がいて、ケンカになったらどうしようって、心配していたんだよね。
これで、イヌノフグリの
ぼくは、ヨモギの薬を作っている茶トラ先生に
茶トラ先生はぼくを見ると、手を止めてニッコリと優しく笑う。
「おや、シロちゃん、いつも
「ミャ」
茶トラ先生も、お疲れ様です。
最近、猫たちの
「そうだニャ~。ここ最近は、傷も病気も治ってきたみたいで、どの猫たちも元気そうニャ~」
それは、良かったです。
お薬作るの、お手伝いしましょうか?
「ありがとうニャ~、助かるニャ~」
ぼくも、茶トラ先生の横に座って、ヨモギを叩いて
作業しながら、話を続ける。
「ミャ」
あの……そろそろ、また旅へ出たいと思っているのですが。
行って来ても、いいですか?
「もちろん良いニャ~。シロちゃんが、イヌノフグリの
茶トラ先生は、出来た薬を大きな葉っぱのお皿に
「きっと、シロちゃんの助けを必要としている猫たちが、たくさんいるニャ~。困っている猫がいたら、また助けてあげて欲しいニャ~。イチモツの
「ミャ」
ありがとうございます、茶トラ先生。
ぼく、これからも旅をしながら、たくさんの猫を助けて、いろんなことをいっぱい学びたいと思っています。
茶トラ先生も、どうかお元気で。
「シロちゃんは、とっても
茶トラ先生に
グレイさんも、旅をめちゃくちゃ楽しみにしているから、早く教えてあげなきゃね。
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