第156話 襲ってこない理由
トマークトゥスが
今のところ、
毎日、
ぼくたちを
あのトマークトゥスはなんで、
この辺りを、自分の
アイツは、何を考えているのだろう?
ひょっとしてアイツは、
オオカミの
その一方で、
ルールを守れないオオカミは、
もしかすると、あのトマークトゥスは「はぐれオオカミ」なのかもしれない。
「はぐれオオカミは弱い」という、残念な話もある。
あのトマークトゥスは実は弱いから、
だったら、早く
アイツがいるだけで、
恐怖で
猫にとって
猫も、
どうにかして、あのトマークトゥスを追い払う方法はないだろうか。
ああ、アイツと話が出来たら良いのに……。
そんなことを考えながら、
『
『
『
『
『
そっか……アイツ、歯が痛くて、狩りが出来なかったんだ。
すぐ目の前に、
きっと、何日も食べてなくて、おなかがペコペコのはずだ。
あのトマークトゥスは、近いうちに
そう思ったら、ちょっと
かと言って、アイツを助けることは出来ない。
アイツは狩るもの、ぼくたちは狩られるもの。
ぼくたちの間には、
――――――――――――――
【野生動物も虫歯になるの?】
野生動物は普通、砂糖が入った甘いお菓子を食べないから、虫歯にならない。
だけど、狩りで口の中をケガしたり、歯が折れたりした場合は、傷から
野生動物が虫歯になると、ごはんが食べられなくなって、死んじゃうんだ。
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