第270話 アオキ先生の許可
アオキ先生の
歩いたり、走ったり、飛び
いっぱい
これでやっと、お父さんとお母さんとグレイさんを探しに行けるっ!
そうと決まれば、みんなにお
その前に、サビーとタビーに、次の
ふたりに近付いて、声を掛ける。
「ミャ」
すみません、サビーさん、タビーさん、お願いがあるんですけど。
「お願いって、なんにゃお?」
「お兄ちゃんたちに出来ることなら、なんでも任せるニャウ」
ふたりは、得意げな顔でニッコリと笑った。
「ミャ」
ここから一番近い
「ここから一番近い
「そんなところへ行って、どうするニャウ?」
ふたり
「ミャ」
ぼくのお父さんとお母さんを、探しに行きたいんです。
「シロちゃんのお父さんとお母さんは、アオキ先生とハチミケさんにゃお?」
「ミャ」
それは、この
本当のお父さんとお母さんと、大事な友達に会いに行きたいんです。
「本当のお父さんとお母さんは、お
「ミャ」
お
「送り届けるくらいは、出来るけどにゃお……」
「シロちゃんをひとりで旅させるのは、とっても心配ニャウ……」
サビーとタビーは、困り
ふたりは少し話し合った後、「アオキ先生の許可から出たら良い」と言った。
もともと、アオキ先生やお
ぼくはさっそく、アオキ先生のお
アオキ先生は木に登って、枝に薬草の束を干しているところだった。
ぼくが声を掛けると、ニコニコ笑いながら降りてくる。
「シロちゃん、今日も元気かにゃあ?」
「ミャ」
アオキお父さん、長い間お
この通り、元気になりましたので、
「にゃにゃっ? 君のような
ぼくの話を聞いて、アオキ先生はとても
引き
「ミャ」
ですから、お
「それでも、ダメにゃあ。シロちゃんが、お父さんとお母さんに会いに行きたい気持ちは分かるけど、危なすぎるにゃあ」
アオキ先生は、
う~む……どうしたものか。
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