第189話 ネコの国は近づいた
ミケさんが、グレイさんと会いたいと言うなんて。
これは、もしかすると、ぼくとグレイさんが一緒にいられることを、
「ミャ!」
分かりました、すぐにグレイさんを連れてきます!
ぼくは
グレイさんは、さっき
グレイさんがどこにいるか、教えて! 『
『
『
『
やっぱり、すぐ近くにいた。
『
「グレイさん!」
『シロちゃん? まだ夜も明けていないのに、ひとりで
グレイさんは
ぼくはにっこり笑って、グレイさんに飛び付いて、スリスリと体をこすり付ける。
「そうミャ!」
『そうか! やはり、オレとシロちゃんは、
グレイさんもぼくを抱き締めて、体をすり寄せた。
お
「あのね、ミケさん……えっと、
『何?
「あ」
グレイさんは不思議そうな顔で、首を
そういえば、なんでミケさんがグレイさんを呼んで欲しいのか、
「きっと良いことなんだろう」って、ちっとも
「
『分かった。何はともあれ、猫の
ぼくは、
「シロちゃん、おかえりにゃ。そのトマークトゥスが、グレイとやらにゃ?」
「ミャ」
はい、そうです。
グレイさんは
「では、シロちゃん、よろしく
『いや、礼を言われるまでもない。オレは可愛い猫たちを、何よりもオレの運命の相手であるシロちゃんを、心から深く愛しているからな。愛するものを守るのは、当然のことだ』
グレイさん、愛が重すぎて、
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