第188話 眠れない夜
グレイさんを見送った後、ぼくは毛づくろいして
ヒアエノドンの
「まだ、ヒアエノドンたちが近くにいるかもしれない」と、不安と心配でいっぱいなんだ。
誰も
今夜はきっと、誰も
「シロちゃんは、あのトマークトゥスとはお
「ミャ」
はい、確かに、グレイさんとはお
ですが、グレイさんは、ヒアエノドンの
「にゃんとっ?」
ぼくの説明を聞いたミケさんは、とても
トマークトゥスが猫を助けるなんて、あり得ないことだからだ。
「ぼくのことが大好きすぎて、ここから
ミケさんは、信じられないといった
「なんでにゃ?」
「ミャ」
グレイさんは、猫が大好きだからです。
それに、ぼくの大事なお友達です。
グレイさんは、絶対にぼくたちを守ってくれるって、約束してくれました。
「そうにゃのか……シロちゃんの話は、本当だったんだにゃ」
ミケさんは、しみじみとした顔で何度も
ミケさんや
グレイさんと話が出来るのは、『
グレイさんと直接会ったのも、お父さんとお母さんだけ。
あとは、
だから誰も、ぼくの話を信じてくれなかった。
だけど、今夜、実際にグレイさんに助けられて、
ミケさんは
しばらくして、ぼくに向かってこう言った。
「う~む……そのトマークトゥス、グレイとやらに、
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