第187話 タンポポの花が咲いたら
「ミャ!」
ごめん、みんな!
ぼく、ちょっと、グレイさんとお話ししてくるっ!
「グレイさん、待ってミャッ!」
『シロちゃん! オレについてきちゃ、ダメじゃないかっ! 早く
ぼくが呼び
グレイさんはぼくを
「ぼくもずっと、グレイさんと会いたかったミャ。あったかくなったら、旅へ出て、グレイさんに会いに行こうと思っていたミャ」
『そんなにも、オレのことをっ? オレも会えなかった間、シロちゃんのことを
グレイさんは
ぼくも
「グレイさん、もう少しあったかくなったら、
『
「グレイさんが一緒に来てくれたら、とっても
『オレは
「分かったミャ」
『シロちゃんと旅に出られる日を、とても楽しみにしている。それまで、しばしお
「うん、待っているミャ」
グレイさんは、ぼくから
首を
『その【あったかくなったら】ってのは、いつだ?』
言われてみれば、自分でもかなり
「あ~……えっと、そうミャ! タンポポの花が
『タンポポ?』
「このくらいの大きさで、ふわふわした黄色い花が
ぼくは自分の手を大きく開いて、タンポポの
『分かった。そのタンポポという花が
グレイさんは
―――――――――――――――
【
3月~5月に、黄色い花を
日本だと、
花や
その辺に生えている
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます