第192話 グレイさんの幸せ
なんやかんやあって、グレイさんはイチモツの
しかし、
グレイさんは、自分が
ミケさんに、「出来る限り、猫たちの目に付かないで欲しい」と、言われているから。
猫が狩りで
オオカミは
猫も、
せっかく、猫の
そんなグレイさんが
一緒に狩りをして、ごはんを食べて、お散歩したり、追いかけっこしたり、お昼寝したりして、仲良く楽しく過ごしている。
そういえば、いつの間にか、グレイさんは、自分の歯でお肉を
「グレイさん、歯は大丈夫ミャ?」
『ちゃんとシロちゃんに言われた通り、
「ちょっと見せてもらって良いミャ? あ~んしてミャ」
『いいぞ。あ~……』
グレイさんに大きく口を開けてもらって、歯の状態を調べる。
だけど、
「
グレイさんは口を閉じると、ぼくを見つめて、
『シロちゃんのおかげで、美味しくお肉を食べられるようになったんだ。本当に、感謝してもしきれないよ』
「ぼくは、そんなに感謝されるようなことはしてないミャ」
『何を言うか。オレはシロちゃんと出会ってからというもの、【こんなに幸せでいいのか】と、いつも思っているんだ』
「グレイさんは、今、幸せなのミャ?」
『ああ、もちろん』
「……グレイさんは、猫たちに
『トマークトゥスだから、
グレイさんはそう言って、本当に幸せそうに笑った。
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