第266話 番のお医者さん
ぼくとアオキ先生が話しているところへ、薬草をいっぱい抱えたハチワレミケネコがやって来た。
ぼくを見ると、心配そうに声を掛けてくる。
「
「ミャ」
今はまだ、体が痛くて動けませんけど。
アオキ先生のおかげで、だいぶ良くなりました。
「そう、それは良かったナォン。アオキは、腕の良いお医者さんだから、きっとすぐ治るナォン。
「ミャ」
ぼくの名前は、シロといいます。
「ワタシは、アオキの
ハチミケはニッコリと笑って、 ぼくの頭を
アオキ先生とハチミケは、
薬草を正しく
考えてみれば、ぼくも家族で、お医者さんをやっていた。
ぼくがお医者さんとして、『
お父さんとお母さんが、
最初は、
お父さんとお母さんが手伝ってくれるようになって、本当に助かった。
今にして思えば、ふたりが薬草を
ケガを
ぼくがいなくなっても、きっと大丈夫。
ぼくが連れ去られた場所からイチモツの
ふたりが無事に、イチモツの
そういえば、ここはあそこからどれくらい離れているんだろう?
ぼくの
もしかしたら、あそこからそれほど
ここからどのくらい
『
ちゃんとした
あそこから一番近い
じゃあ、ここからノアザミの
『
うわっ、思ったより
知らない
アルゲンタヴィスは、ぼくたちが目指していた場所とは、別の
近くだったとしても、お
3匹は、ぼくがこの
ぼくが生きていることすら、知らないんだから。
やっぱり、ケガを治して、
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます