第202話 死にゆく猫たち
イヌノフグリの
「ミャ!」
お父さん、お母さん、アロエとヨモギを
「どういたしましてニャー」
「いつもみたいに、ヨモギのお薬を作ればいいのニャ?」
「ミャ」
うん、いつもお手伝いしてくれて、助かるよ。
「じゃあ、
「シロちゃんは、みんなの
「ミャ!」
ぼくは、猫たちの傷にアロエの汁を
そのあと、お父さんとお母さんが作ってくれたヨモギの薬を、猫たちに飲ませた。
猫たちが「痛いニャー」「早く助けてニャー」と、しきりに鳴いている。
とても
だけど、
助からないと分かっていても、出来る限りのことはしてあげたかった。
何故、水を飲ませると死んでしまうのか?
胃に何かが入って来ると、それを消化しようと胃に血が集まる。
すると、血が一番必要な
ぼくは、葉っぱで作ったお皿に水を
「お水、
ぼくは、泣きながら猫たちを
そうして、
お父さんとお母さんが、
亡くなった猫たちを
生き残った猫たちは、墓にすがりついて泣いていた。
灰色猫が、泣きながらぼくに教えてくれる。
「
そういえば、
もう一度、あの
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます