第203話 過疎集落からの引っ越し
イヌノフグリの
生き残った猫たちも、みんな傷だらけで弱っている。
ぼくたちが、しばらくここに
狩りが出来る猫も、
再び、この
この猫たちを、放っておくことは出来ない。
かといって、旅に連れて行くことも出来ない。
どうしたもんかと、お父さんとお母さんに相談してみる。
「ミャ?」
「確かに、このままではみんな死んじゃうニャー」
「だったら、イチモツの
「ミャ!」
それだ! お母さん、
猫たちの安全を考えるなら、イチモツの
イチモツの
歩ける猫は、ゆっくりでも良いから自分で歩いてもらう。
歩けない猫は、他の猫たちに運んでもらおう。
急ぐ旅じゃないんだから、一度、戻っても
一番大事なところは、イヌノフグリの
あと、イチモツの
猫は、
ちょっと、部屋の
人間だって、生まれ
猫だって、
あとはどうにか、猫たちを
ぼくは、生き残った猫たちを集めて、「イチモツの
思った通り、猫たちは「この
ぼくはみんなに向かって、
「ミャ」
ここにいたら、みんな死んでしまいます。
お願いですから、イチモツの
ぼくのお願いを聞いて、猫たちは
猫たちは少し話し合った後、ぼくに向かって笑い掛けてくる。
「シロちゃんは、何度もボクらを助けてくれたニィ。だから、シロちゃんの言う通りにするニィ」
「ここを離れるのはとっても
こうして、イヌノフグリの
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