第158話 食べられるもの
ぼくは
『
その言葉を最後に、『
どうやら、この辺りにトマークトゥスがいるらしい。
キョロキョロと周りを見回すと、1匹のトマークトゥスが草むらの中で、ぐったりと倒れていた。
イチモツの
たぶん、
そろりそろりと近付いて、様子を見る。
ぼくが生後3ヶ月の
大きさを比べたら、軽く3倍以上はあるぞ。
トマークトゥスの顔を、こんなに近くで見たのは初めてだ。
こうして見ると、大きい犬って感じ。
猫は可愛いけど、犬はカッコイイな。
おっと、こんなことしている場合じゃなかった。
『
このまま放っておいたら、死んじゃう。
じゃあ、ごはんを食べさせてあげれば良いんだよね。
トマークトゥスって、何を食べるの?
『
やっぱり、肉が好きなのか。
猫と違って、魚や野菜や果物も食べられるのか……
猫って
魚は一応、
人間だった頃は、なんでも美味しく食べられたのに……。
でも、歯がないと、食べられないよね?
『トマークトゥスは、食べ物を
なるほど、猫と同じで、
猫の歯も、
ってことは、飲み込めるサイズに切ってあげれば、食べられる。
だったら、ぼくでも狩れそうな小動物を狩って、小さく切って食べさせてあげよう。
トマークトゥスが食べられそうな果物も、あったら探そう。
トマークトゥスが、どれだけの量を食べるかは分からないけど。
体が大きいから、たくさん食べるよね?
出来るだけ、たくさん狩った方がいいかな?
もし、トマークトゥスが目を覚ましても、歯が折れているから、ぼく自身が
よし、さっそく、
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