第249話 おばあちゃん子
「ワシは、シロクロといいますナァ~」
お年寄りの猫だから、毛に
猫はこまめに毛づくろいをして、
お年寄りになると、あまり毛づくろいをしなくなっちゃうんだよね。
毛づくろいをしていないから、
暑くなっても
年を取ると、体力や
お年寄りの猫こそ、
シロクロを見ていると、イチモツの
ぼくは人間の頃からおばあちゃん子だったし、ミケさんのことも大好きだった。
優しそうなお年寄りを見ると、つい甘えたくなってしまう。
困っているお年寄りがいたら、声を掛けずにはいられない。
シロクロも困っているなら、何かしてあげたいと思ってしまう。
「ミャ?」
他に何か困っていることや、ぼくにして欲しいことはありませんか?
「お医者さんにして欲しいことですナァ~? 何かありましたかナァ~?」
シロクロはそう言って、首を
お年寄りだから、思い出すのに時間が掛かるのかもしれない。
「ミャ?」
あの、もしよければ、毛づくろいでもしましょうか?
ぼくが毛づくろいしている間に、思い出すかもしれませんし。
「そうですナァ~? だったら、お願いしますナァ~」
シロクロは
「ミャ」
あ、そうだ。
良いものを作ってきますので、ちょっと待ってて下さい。
シロクロに、そう言い残して、その場を
松の木を探して、
ノミブラシで、シロクロをブラッシングすると、気持ちよさそうにうっとりと、目を閉じる。
「ナァ~……気持ちが良いナァ~……」
シロクロは、ビックリするほど
ブラッシングすればするほど、大量の毛が抜けていく。
あっという間に、抜け毛の山が出来た。
ボサボサの
うん、やっぱりどんな猫も、ブラッシングすると
ブラッシングが終わると、シロクロは、自分の体を見回して感心している。
「ナァ~? 毛づくろいしてもらったら、急に体が軽くなって涼しくなりましたナァ~。さすがはお医者さん、毛づくろいも上手ですナァ~。ありがとうございますナァ~」
シロクロに
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