第264話 ハーブティーの工房
ぼくが、「お茶を作るところが見たい」と言えば、アオキ先生は笑顔で
「じゃあ、ボクの
そう言って、アオキ先生はぼくを抱っこしてくれた。
ぼくはまだ、体中が痛くて歩けないから。
たぶん、落ちた時に、足の骨を何本か折っている。
怖いけど、どこの骨がどのくらい折れているか、知るべきだよね。
ということで、教えて、『
『
『
『
『
うわ~……思った通り、大変なことになっていた。
だけど良く見たら、ほとんど
折れているのは、しっぽの骨だけか。
気になって、しっぽを見れば、力なく
しっぽの骨って、折れても治るの?
『約1ヶ月程度で、
治るんだったら、良かった。
でも、あと1ヶ月は
ぼくがこの
お父さんとお母さんとグレイさんは、今頃どうしているのかな?
ぼくがいなくなっちゃったら、3匹はどうするんだろう?
お父さんとお母さんは、イチモツの
グレイさんは、どこへ行くのかな?
早くケガを治して、3匹を探しに行きたい。
そんなことを考えている間に、アオキ先生のお
「ここが、ボクがお茶を作っている場所にゃお」
大きな木の枝に、ハーブの
木の
ハーブティーの
水出しハーブティーは、水に
いつ、何が必要になるか分からないから、作り置きしているらしい。
ぼくが聞けば、アオキ先生はひとつずつ
・カモミール
・イヌハッカ
・ローズヒップ
・ローズマリー
・シソ
・ヨモギ
・ムラサキツメクサ
・エノコロクサ
などなど、猫の食べられるハーブが並んでいる。
アオキ先生は、これを全部ひとりで管理しているという。
やっぱり、アオキ先生は
「ミャ?」
お医者さんは、大変ですか?
「ケガや病気の猫がいる時は、大変にゃお。でも、みんなが元気な時は、
アオキ先生はそう言って、色んなハーブティーの
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます