第238話 痒みに苦しめられない夜
狩りが得意な若い猫たちが、「助けてくれたお礼に」と言って、
ありがたく、パラミスをおなかいっぱい食べさせてもらった。
みんな、「今日は、良く眠れそうニャー」と、
このところ、
あのさ、『
寝る時に
『
いや、
もっと分かりやすく、教えてくれる?
『脳がリラックスすると、体を休める為に体温が上がる。体が温まると、
『また、アレルギー
なるほど、やっと分かったよ。
分かりやすく説明してくれて、ありがとう、『
そういうことなら、もう一回、寝る前にアロエの汁を
あと、
ニガヨモギは、飲めば
葉っぱも柔らかいから、ふかふかして、良く眠れると思う。
猫たちに説明すると、みんなぼくが言った通りにしてくれた。
これで、みんなぐっすり眠れることだろう。
寝る準備をしている、お父さんとお母さんに声を掛ける。
「ミャ」
お父さんとお母さん、ぼくはグレイさんのところへ行って来るね。
ふたりとも、おやすみなさい。
「分かったニャー、グレイさんによろしく伝えてニャー」
「今日は、グレイさんと寝るのニャ? それじゃあ、おやすみなさいニャ」
「ミャ」
ぼくは
グレイさんを見つけると、お互いに体をすり寄せて、顔を
「
『シロちゃんも、お疲れ様。オレは、ずっと見ていたぞ。今日も、
「うん。たくさん
『じゃあ、ゆっくり休んでくれ。おやすみ、シロちゃん』
「おやすみなさいミャ、グレイさん」
ぼくたちは、身を寄せ合って
今日は、いっぱい
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