第42話 VS邪女神エステリーゼ②

邪女神エステリーゼと明菜とクラリスとみどりそして明日香の戦いが始まった。


「クラリス。壁役頼むね。」


「分かった。明日香。」


「みどりさん。クラリスと明日香さんに支援魔法を」


「了解。「防御力アップ」「攻撃力アップ」」


「クラリス。明日香さん。二人に個別に結界を使うから、光輝いたら攻撃よ。時間は約3分」


「「了解」」


明菜とみどりは前衛のクラリスと明日香に支援魔法と個別に結界魔法を施す。

二人は光輝くのを見るとすぐにエステリーゼに攻撃を仕掛けた。

明日香は持ち前の剣技で攻撃、クラリスはエステリーゼの攻撃を盾で防いで行くのであった。

一方、エステリーゼは魔法攻撃中心に2人に襲い掛かる。

エステリーゼは2人の攻撃を交わしながら魔法を2人に放ち、それを防いだ二人は剣で斬り込んで行く

一方が魔法で撃ち、もう一方がそれをかわして剣で斬り込む。

そう言った攻撃が2分程経過して行くのであった。


『なかなかやりますわね。』


「そっちもしぶといですね。」


「みどり。私達に回復頼むね。」


「分かったわ。ヒール。」

すると明菜がみどりに小声で


「クラリスと明日香さんの二人を囮にするわよ。」


「どうするのですか?」


「私が今から支援魔法を発動する振りをしながら災害級魔法を放つのでその魔法起動する為の時間稼ぎクラリスと明日香さんにお願いできる? みどりさんはクラリスと明日香さんに魔法防御の魔法を使って欲しい。」


「わかりました。」


明菜はエステリーゼにバレないように支援魔法を使うふりをして攻撃魔法の構築をしてくのであった。


「クラリス。明日香さん! 20秒耐えられる?」


「なんとか。」


「じゃあお願い。」


「「分かった。」」

二人はエステリーゼに襲い掛かって行くのであった。

エステリーゼに対して二人の攻撃が激しさを増していく。


『こしゃくな。小娘め。くらえ ダーク・インフェルノ!』

エステリーゼの闇魔法『ダーク・インフェルノ』が二人に襲い掛かる。

闇の玉が無数に2人に命中して行く。


それを2人は剣又は盾で防いでいたが、クラリスの盾には無数のキズがついてあと数撃しか持たない。

明日香の剣も刃こぼれが多くなってしまい.....。

そして....遂に二人の盾と剣が粉々になってしまった。


『これで終わりにしましょう!最強魔法『ダーク・レイン』!』

エステリーゼは闇魔法最強の『ダーク・レイン』を放って行く。

この魔法は相手の頭上に大きな闇の玉を打ち上げてそして爆発させ、爆発した破片が闇の槍となり相手の頭上に落ちて来る魔法である。


「みどり! 結界魔法を!」

明日香がみどりに叫ぶ!


『遅いわ!』

二人の頭上にあった闇の玉が爆発して無数の闇の槍が二人に襲い掛かる。

みどりは結界魔法を使用してそれを防ごうとしたが.....


「間に合わない!」


ズドオオオオオオ!


無数の闇の槍は2人に命中して...二人は倒れてしまった。


「あすかああああ! クラリスさあああああん!」

みどりは絶望の声を出して行く

そして、明菜は


「メテオ」

そう言ったのだった....。



エステリーゼの頭上に無数の隕石が降り注ぐ。


ゴオオオオオオオオオオオオ!


エステリーザは咄嗟に結界魔法を出したが


『結界が壊れる。ぎゃあああああああ!』


エステリーゼに命中したのであった。


「クラリス。明日香さん。大丈夫?」

明菜は2人の生存確認をしていると


「まあ。なんとか生きているよ。」


「装備がボロボロになってしまった..。」

クラリスと明日香はボロボロになりながら立ち上がって行くのであった。


「よかった...って。二人ともボロボロじゃあないの? ハイヒール」

みどりは慌てて二人に回復魔法をかけていく。


「明菜さん。倒しましたか?」


「相手は女神だからまだだと思うわ。」

明菜がエステリーゼのいる方向をみると


『よくも私に傷を付けましたねええええええ!』

怒り狂ったボロボロのエステリーゼが居たのであった。


『よくも。よくも。よくもおおおおおお!』

エステリーゼの身体が黒く光ってエステリーゼの身体に変化をして行くのであった。


「とうとう本気になったね。正樹の言った通りになったわ。」


「それってどういう事ですの?」


「正樹が言うにはあの人型のエステリーゼは本当の姿ではないのよ。今変化している姿が本当の姿。」


エステリーゼの本当の姿になったのを見て明菜達全員は


「「「「蛇女?」」」」

エステリーゼの本当の姿は体長が約8メートルで、7つの蛇の顔で背には黒い翼があり、両手両足には1メートルの爪が伸びて、恐竜みたいな尻尾がある。


それを見た明菜達は


「これは....グロい蛇であるな。」


「これって私達の世界で....」


「日本の神話にあった...。」


「「「ヤマタノオロチにそっくり!」」」

そう、エステリーゼの姿は日本の神話に出て来るヤマタノオロチにそっくりであった。


『もう、許せない。許せないいいい!』


「明菜さん。明日香とクラリスさん既にボロボロだよ。」


「明菜さん。私はもう無理だ。」

と明日香。


「アキナさん。私も限界でございます..。」

とクラリス。


「それより。クラリスと明日香さん。魔力は残っている? 私とみどりさんは3分の1ぐらいの魔力しか残ってないから。」


「私はまだ2割しか使っていない。」

と明日香。

「私もアスカさんと同じぐらい。」

とクラリス。


「そんなに魔力があるなら良い方法はあるわ。正樹が聞いた「あれ」を使います。」

明菜はエステリーゼ対策の方法を言うのであった。

その方法とは........後ろに置いてあった魔道装甲車である。



~あとがき~

次回はついに正樹のオタク趣味が高じた物が出てきます。

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