FANTASY・ROMALIA~異世界召喚された無能な俺は本当のスキルが覚醒して4人の嫁達と一緒に無双します~

松狼

序章

プロローグ(5/31改正)

.....此処は何処だろうか?.....


松風正樹は、目が覚めると中世ヨーロッパ見たいな建物の中に倒れていたのであった。

そして、周りを見渡すとホームルームが終わって帰る所にいたクラスメイト14名と教育実習生1名が横たわっていた。

(確か、俺は帰りのホームルームが終わって家に帰る支度をして丁度、教室の扉を開ける寸前に光が教室全体に包み込まれて....変な部屋にいるのだ?)


目が覚めた男の名前は松風正樹。今年で18歳。明和学園高校三年。

中学までは剣道部部長で全国大会で優勝していた人物であったがある理由で高校入学以降、帰宅部でしかもゲームオタクであったのだった。

ゲームばかりしているけど、身体は鍛えられており、本人曰くVRゲームを使うのに体力がいる理由で今も竹刀を振り続けているの変わったオタクである。


正樹は周りを見て立ち上がった時、クラスメイト他15名も目が覚めて周りを見ているのだった。

すると生徒の一人が声を出した。


「此処って何処なのか?」

自称爽やかイケメン生徒会長の剣崎和哉が周りを見ながら言っていた。


「本当に何処なの?」

クラス委員長の仁科みどりが驚いている。

その場にいた全員の前に中世ヨーロッパの姫様みたいな美少女と騎士見たいな男性が2人いたのだった。

美少女は年が正樹と同年齢で赤いロングの髪で眼はエメラルドグリーンで体型はアイドル見たいなスタイルでピンクのドレスを着ていた。

中世ヨーロッパの騎士風な男達が両隣に立っているのであった。

姫様みたいな美少女が正樹達に声をかけるのだった。


「皆さん。申し上げございません。私はナイトハイム王国の第三王女のシルビア=ナイトハイムと申します。」


「此処は、『日本』ではないのですか?」

教育実習生の緑川明菜がシルビア王女に尋ねた。


「ここは貴方達が言っている『日本』言う場所ではありません。この世界『ロマリア』と言われる世界でございます。」

するとクラスメイト達は

「俺達は.....異世界に召喚されたのか?」


「いやだああ! 『日本』に返してよ!」


「これって.....「ナイトハイム王国」と言えばゲームの『ファンタジー・ロマリア』にあった国だよな?まさか.....ゲーム『ファンタジー・ロマリア』の世界なのか?それならラッキーだ! ヒバ異世界!」

剣崎和哉と佐久間大吾と林道琢磨と片桐省吾の四人はとても喜んでいたのであった。

「まさか...「ファンタジー・ロマリア」なの?」

仁科みどりと望月明日香も驚いていたのであった。

実は騒いていた剣崎他3人と仁科と望月の女性2人はゲーム「ファンタジー・ロマリア」をプレイしていたのであった。


...まさか『ファンタジー・ロマリア』なのか? 信じられない....。

正樹は周りの景色を見て思うのだった。

『ファンタジー・ロマリア』と言うゲームは『日本』で発売されているオタク向けのフルダイブ・オンラインVR-MMO-RPGゲームである。『ロマリア』という世界で自分が主人公になって職業がランダムに決まってその職業で色々なクエストをしていくエンディングなしのゲームである。


「皆さん。国王の謁見の間にご案内致します。其処で全てをお話を致します。」

とオリビア王女はそう言って全員を国王の謁見の間に案内するのだった。

謁見の間に入ると中央に50代ぐらいの髭を生やした人物がいて、隣には40代の貴族風な太った男と30代の騎士風な男が立っていたのだった。


「ワシはこの『ナイトハイム王国』の国王で名をアレン=ナイトハイム15世と申す。そなた達異世界人を此処に呼びよせたのはワシである。説明は隣のボーゲン伯爵から聞くがよい。」


国王がそう言うと続いて貴族風な男が話をするのだった。

「私は、この国の宰相であるエルモンド=ボーゲン伯爵と申す。隣にいる騎士はこの国の近衛騎士団長のハインズ=ビルハイトである。そなた達の代表は誰かのう?」


「一応、代表は私で名は緑川明菜と言います。『明和学園高校』の先生です。隣にいる子供達は私の生徒であります。」

緑川明菜は答えるとボーゲン伯爵が召喚された全員に


「それでは説明しますぞ。良いかね?」


「はい。お願い致します。」


「先ずは貴方達を召喚した理由はこの世界から魔王を倒すのをお願いしたいのじゃ。我々の世界の人類では魔王を倒す事が出来ない為、異世界から勇者と言われる人物を召喚して魔王を倒さないと無理なのじゃあ。そこで国王と相談をして勇者召喚をしたら君達が召喚されたのだ。魔王を倒してくれたなら元の世界に帰還出来るのじゃが? どうかな?」


ボーゲン伯爵がそう言うとクラスメイトから色々な話声が聞こえてくるのだった。


「まるでゲーム『ファンタジー・ロマリア』見たいだ。やろうぜ? 明菜ちゃん。」

佐久間大吾は明菜に言ったのであった。

そして、川崎仁美が続いて話すのであった。

「魔王を倒したら戻れるのならやるしかないわ。」


正樹だけは心の中で

(何かきな臭い気がするのは俺だけか? まあ..『地球』に戻っても俺には両親もいないから此処で暮らすのも良いかも知れんな.....。)

そして明菜は最後に尋ねた。

「本当に魔王を倒したら『日本』に帰れるのですか?」


「本当じゃ。」

ボーゲンがそう答えると、明菜は考えてから結論を出したのであった。

「分かりました。協力しますけど、私達全員が帰れるように絶対にお願いします。」


「分かったのじゃあ。それでは、大広間に案内して今後の内容を説明するのである。騎士団長。よろしくお願いするぞ。」


「了解である。皆さんついて来てください。」


ハインズ騎士団長はそう言って大広間に案内をするのであった。

クラス全員が次々と謁見の間を出て行き最後に正樹が出ようとした時、シリビア王女と顔合わせてしまった。王女はボソボソと声を出したのだった..。


....これで私の計画が実行出来る。しかもバカな異世界人と来たものだ...。っと


正樹達は大広間にある椅子に座った。

召喚された異世界人は「地球」の「日本」にある高校『明和学園高校』3年5組の生徒と教師でその内訳は、

先ずは女子5名

委員長である仁科みどり。川崎仁美。望月明日香。佐伯しずか。そして教育実習生の緑川明菜。

男子は11名

生徒会長である剣崎和哉。大谷弘之。片桐省吾。近藤真一。佐久間大吾。立花良太。松風正樹。湊川龍二。林道琢磨。矢作英二。

合計16名。

そして、ハインズ騎士団長が話始めるのだった。


「召喚された皆さんは全員が18歳以上の方々なので、『職業』の洗礼を行っていただきます。この世界では15歳で成人なので教会から『職業』の洗礼の儀式を行い『職業』を得てその『職業』で一生送る事になります。其処でこの『職業』が見える水晶を手に触れて欲しいのです。」


「『職業』とはどういう事でしょうか?」


「『職業』とはこの世界で一番重要な事柄です。『職業』には多種多様な『職業』がございまして。例えば『戦士』や『剣士』は前衛戦闘職。『魔導士』や『僧侶』とかは後衛戦闘または支援職。『鍛冶士』や『錬金術士』は生産職などあるが、他には『農民』などがあるので君達の『職業』にあった場所に行ってことになります。但し、過去に召喚された異世界人は全て『前衛戦闘職』と『後衛戦闘職』と『支援職』ばかりなので絶対に『低級職』ではない断言できますので、先ずは女子から水晶に手を触れて下さい。」


そうして順番に女子から水晶に触って行く。

「ヒトミ=カワサキは『魔法使い』!」

「アスカ=モチヅキは『剣士』!」

「シズカ=サエキは『精霊術士』!」

「私が精霊術士だって。ファンタジーだわ。」

佐伯しずかはそう言ったのだった。

そして、

「ミドリ=ニシナは『聖女』!」

するとクラス全員が

「来たああああ。『聖女』は仁科か。すげえ」

「さすが、みどりだわ。」

そして最後

「アキナ=ミドリカワ『メイド』!」


「明菜ちゃん....マジっすか? メイドだって。」


「本当にメイドなの? 明菜先生。」

ワイワイと騒ぐクラスメイト達だが明菜は訳のわからない顔になっていた。

次は男子が水晶に触って行く

「ヒロユキ=オオタニ『僧侶』!」

「ショウゴ=カタギリ『戦士』!」

「ダイゴ=サクマ『重戦士』!」

「リョウタ=タチバナ『魔導士』!」


「すげえ。良太は魔導士かよ。いいなあ。」

「リュウジ=ミナトガワ『剣士』!」

「タクマ=リンドウ『召喚術士』!」


「やった。召喚士だ。これってレアじゃないの?」

林道琢磨は喜んで飛び跳ねていた。


「シンイチ=コンドウ『精霊術士』!」

「エイジ=ヤハギ『重戦士』!」

そして、次に剣崎和哉が水晶に触ると

「カズヤ=ケンザキ『勇者』!」


「「「わあああああああ!」」」

騎士団達とクラスメイト達が一斉に驚く。


「さすが生徒会長!」


「剣崎君。素敵!」


最後に正樹が水晶に触ると...。


「マサキ=マツカゼ.....『無』? いや『無職』!」

正樹は驚く。

...まさか...『無』だと...でも...これはある意味レアで最強職だ..ゲーム『ファンタジー・ロマリア』の世界ではな...。


「正樹は『無職』だってやっぱり役に立たないよなああ。」

男子は笑い転げていた。

女子達は

「キモイ松風が無職だって笑うわよ。ねえ。みどり。」

と川崎仁美がそう言うと仁科みどりは、

「.....そうね。」

苦笑いをしているのであった。

だた、緑川明菜は

「私の職は良いのか判らないけど、松風君はキツイよね?」


「まあ....。」

ただそう言わないければ行けなかった。


「さて『職業』は決まったな。マサキ=マツカゼとアキナ=ミドリカワは『低級職』の為、私達が希望している職とは違う役に立たない職の為、この城から出て行ってもらう。それ以外の皆さんはこの城の訓練場で半年間、各職業の訓練をしてもらい、最終的には魔物を討伐しながら魔王を倒す事に努めてくれ。」


「「「はい!」」」


「マサキ=マツカゼとアキナ=ミドリカワはこのお金を持ってこの城から出て他の仲間が魔王を倒した後に城から呼んでやる。」


「....はい。」

明菜は暗い顔をして答えた。

「はい。わかりました。」

正樹は黙々と答えた。


正樹と明菜の2人は騎士団長から二人に各金貨20枚を渡されて城を出て行くのであった。

しかし、1人だけ...正樹は城から出る時に思ったのだった...。

此処の世界がゲーム『ファンタジー・ロマリア』の同じならば、俺の『無』と先生の『メイド』は...ある意味最強職なにになあ....これは冒険者ギルドに確認しないとな....後で先生に説明しないと行けないなあ...。

つまり二人の職は外れ職ではなく裏職でしかも最強職である事を誰も知らないのだった。

ここから正樹と明菜の無双の旅が始まるのであった。





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