第86話 VS空中要塞③

嫁達が乗っているアポロンとバハムート三体との戦いが始まったのだが、

既にバハムートは摂氏2000℃の高熱のブレスを何回も吐いていたのであったが、

アポロンにはキズすらなかったのであった。


「何で? あのブレスを防いでいるの?」

明菜はバハムートのブレスは一番火力が高いのを知っていたので結界を出そうとしたら正樹に止められたのであった。


「正樹君。アポロンの装甲は何かしら?」


「みどり。旦那様に聞いた話だけど、アポロンにはタングステンとオリハルコンとミスリルと魔石を混ぜた合成金属だって。しかもバハムートのブレスを防ぐ事が出来って聞きました。」


「そうか...。」

納得の表情をして頷いたみどり。

明日香と明菜は多い当たる事があった。


「みどりさん。それってタングステン?」


「正解。」


「明菜さん。そのタングステンって?」


「それね原子番号で確か74だったかな? 熱に強い金属だよ?」


「あいつ...そんなことを知っていたんだ.....。」


「そう言えば正樹君は理数系強かったよね?」


「そうだった.....。バカか賢いのかスケベなのか変態なのか全然わからん。」


「「「うんうん。」」」

その場で全員が納得していた。


「それでは反撃するわよ。明日香! 攻撃!」


「明日香! 行きます!」


アポロンはバハムートに突っ込んで行った。

アポロンのビームサーベルがバハムートに斬りつけて行く。

そのビームサーベルはまるでチーズのような切れ味を出してバハムート三体すべてをスライスして行き、バハムート達は全滅したのであった。


「なんちゅう。切れ味....。」

明日香は呆れていた。

「まあ良いんじゃない?」

みどりはさらりとスルーしていた。


「みどりさん。明日香さん。クラリス。あの空中要塞にキックをお見舞いして!」


「行くぞおおおお! アポロンきっくうううううう!」


アポロンは右足で空中要塞の全面に蹴りを入れて、空中要塞の全面が破壊されて中に入ったのであった。

「降りて探すよ。」


「エリーゼさんとエリミアさんは何処にいるのかしら?」


「ちょっと待って「魔力探知」。え~と。居たわ。正樹がいる所の真下ね。」

明菜は魔力探知をしてエリミアとエリーゼの居場所を見つけたのであった。


「しかし...私達...何でビキニアーマーを装備しているのよ!」


そう...明菜を始め嫁達は全員ビキニアーマーを装備していたのであった。


「外出たら元に戻るのじゃなかったの?」


「それ...旦那様の趣味だと思う。」


「......そうよね。」

とみどり


「そう来たか...クラリスはいいなあ。胸が凶器になっているから...。」

と明日香


「アスカさんの方がスタイル良い...。」

とクラリス


「あのう....バカ!」

と明菜

ちなみに嫁達のビキニアーマーは


明菜が青色のビキニ。

クラリスは赤色のビキニ。

明日香は黒色のビキニ。

みどりは白色のビキニ。

どれも胸だけ! は何故か前の『三獣士』との戦いよりきわどい物になっていたのであった。


(*読者の皆様へ*嫁達のビキニを想像して読んで下さいね。)


明菜の魔力探知によってエリーゼとエリミアがいる部屋に到着したのであった。

明菜は扉を鑑定魔道具で調べると


「この扉、結界が張っているわ。」


「明菜さん。破壊出来ます?」


「これは...ちょっと...だけど、明日香さんの剣技なら行けるかも。」


「明日香。斬って!」


「みどり....分かったわよ....秘技『十文字斬り』!」

明日香の秘技が扉を粉々にしたのであった。


「ふう。これでいいのね?」


「ナイス!明日香」


「中に入るわよ。」

嫁達は中に入るのであった。

中に入ると20代後半の女性....エリーゼと10代前半の女性...エリミアが座っていたのであった。


「貴方達は? そこにいるのはクラリスさん?」

エリーゼはクラリスに気付くと話をかけるのであった。


「お久しぶりです。エリーゼ様。エリミア様」


「クラリスさん。隣の女性達は?」


「私は明菜です。」


「明日香よ。」


「私はみどりです。」


「そう....貴方達が『召喚者』なのですね?」

エリーゼは納得した顔で答えたのであった。


「エリーゼさんとエリミアさん。此処を出ましょう。」

明菜が言うとエリミアが


「上にいる方は?」


「「「「私達の旦那です。」」」」


「その旦那さんが危ないのですわ。あのシンタロウを倒すのにはあの人ではキツイです。だから私を貴方達の旦那さんの所へ連れて行って欲しいのです。」


「エリミア様。どうしてなのですか?」


「あの方のスキルは『無限の可能性』でしょう? 私のスキル『女神エレナの使徒』を使えば、シンタロウに勝てます。」


「なんで貴方が正樹のユニークスキルを知っているの?」

明菜はエリミアに問いただすとエリミアは微笑みをして話すのであった。


「それはですね....私には『女神エレナの使徒』であるからです。貴方の旦那さんは女神エレナの庇護されているからなんとなくですが、分かるのですよ。それよりも早く行かないと貴方達の旦那さんが死にますよ?良いのですか!」


エリミアが正樹の危機を伝えるとクラリスが意を決したように声を出すのであった。


「アキナさんとミドリさんとアスカさんは前衛を頼みます。私が二人の盾になるので。」


「分かったわ。クラリス。お願いするね。」


「それじゃあ。全員行くわよ!」


「「「おー!」」」

全員が正樹がいる場所....指令室に向って行くのであった。


それが....後々「召喚」されたみどりと明菜と明日香に取っては忘れないれない出来事になろうとは、

思ってもいなかったのであった....。



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