第85話 VS空中要塞②

嫁達が乗っている「アポロン」は、ダークの軍勢に向って行ったのであった。

開口一番、明日香が声を出したのであった。


「いくわよ。この野郎!」

明日香は先ず回し蹴りの動作をして行くとアポロンは同じように回し蹴りをしてダークを吹き飛ばして行くのであった。


「マジだ..。これ面白い。」

明日香の眼がいつの間にか格闘ゲーマーの姿になっていた。


「みどり。後方のダークの位置を明菜さんとクラリスに教えて。」


「分かった。明菜さん、後方200メートル左、クラリスさんは右ね。」


「了解。クラリス。行くよ。」


「分かりました。」


「「主砲用意!」」


明菜とクラリスが座席に置いていた表を見て赤いボタンを押したのだ。

アポロンの背中から2つの大砲が出て来てアポロンの肩に置いた。

そして、大砲から魔力が注ぎ込んで行くのであった。


「明菜さん。クラリスさん。今よ!」


「「魔弾発射!」」


大砲から大きな魔力の塊がダークに目掛けて放って行った。


ズドオオオオオオオン!


ダークの軍勢に命中して、次々とダークは粉々になって行くのであった。

明日香が蹴りを入れて目の前のダークを、クラリスと明菜が大砲を使って後方のダークを倒して行く。


その状況を見ていたロクサーヌとリリはあっけらかんとした顔で固まったのであった。


アポロンの中で嫁達がお互いに声を出し合ってアポロンを操作していた。

司令塔はみどりである。


「明日香。もっと確実に蹴りを入れなさい。正樹君にされた事を思い出してよね?」


「分かっているよ......って何でみどり、あんたがそれを知っているの?」

そう....正樹が明日香にした事は....明日香が起きた時、正樹のあれが明日香の中に入ったままの状態だった為、明日香が正樹のあれを抜いて素早く正樹の股間に回し蹴りをしていた事をみどりは見ていたのであった....。


「明菜さんはもう少し右で。クラリスさんは左ね。正樹君にされた事を思い出してね。」


「みどりさん....。それって正樹が寝ぼけて私達の胸を揉み揉みされているの知っていたの!」


「私も旦那様に揉まれていたけど...気にしなかったぞ?」


「「「「あんたのはデカすぎなんだよおおおお!」」」」


「みどり...あんた。正樹に何をされたのだ?」


「......いわないもん.....」

みどりに対して正樹はみどりと一緒に寝ている時、下の穴二つ同時に攻めていたのであった.....さすがにみどりはそれは他の嫁達に言えなかったのであった.....。


正に絶倫であった正樹である......。


「なんとなく分かったきがするなあ....。あのバカ亭主!」

明日香はみどりが正樹にさせられたのか理解をしたのであった。


『おい。お前ら聞こえているぞ? それより戦況はどうなった? 此処からは見えないからな。』

正樹は嫁達の話をスルーして戦況を聞いていた。

それをみどりは答えていたのであった。

「え~と。今ダークは90%壊滅状態で後はあの飛んでいるドラゴンだけかなあ。」


「正樹! あのドラゴンのブレス。邪魔なんですけど?」


「貴方。空飛んでいい? 上から攻撃できるのかしら?」


「アキナ。それ良い方法。足の裏から魔弾を発射できるって書いていた。」


「みどりさん。空を飛ぶ用意を。明日香さんは何が必要かみどりさんに言って!」


「みどり! 刀ってある?」


「ちょっと待って明日香。それより、明菜さんとクラリスさん。緑のボタンを押して。今から飛びます!」


「「了解!」」


みどりが空を飛ぶボタンを押すと腰からロケットのような物が出てロケットから煙が出てアポロンは宙に浮いたのであった。

明菜とクラリスはみどりの指示で緑のボタンを押した。

左右の手から棒状の物が出て来て


「明日香。その棒をつなげて!」


「はいよ!」

明日香は棒をつなげて両手で持つと棒の先端から赤い色した光が出て来たのであった。


「これって。ビームサーベルじゃんかあああああ!」


「明菜さんとクラリスさん。準備良いわよ? いつでも発射できるよ?」


「クラリス。」


「はい。アキナ。」


「「『光の矢』発射! いけええええええええ!」」

足の裏から無数の光の矢が下にいるダークに向けて放っていった。


ズドオオオオオオオン!


次々と粉々になって行くダーク達。

みどりは前の球状盤を見て確認をして


「みんな! 下のダークは全滅したよ!」


「「「やったああああ!」」」


喜んでい最中に正樹が横入りするのであった。


『おい。お願いがある。みどり。白いボタンを押してくれ。』


「わかった。」

みどりが白いボタンを押すと胸が開いて丸い球体が少し出て来た。


『そのまま空中要塞に向けて撃ってくれ。発射ポタンは黄色のボタンだ。急げ!』


「分かった。発射!」

みどりは黄色のボタンを押すと丸い球体が空中要塞に向って発射した!

球体は司令官室らしきに命中した。


『助かった。お前達はそこのドラゴンを倒した後、ダークが出て来た所に蹴りを入れて中に入って来い。それでエリーゼとエリミアを助け出せ!』


「「「「了解!」」」」

嫁達は返事をしたが、明日香が正樹に聞いたのであった。


「さっきの球体なんの?」


『その球体は俺が乗っていたからだ。そう言えばわかるだろう?』


「納得したわ...あんたのこの合体ロボ。あのガイアス国王より酷くない?」


「そう言えばそうね....。」

と明菜。


「正樹君....。マジで引いたよ?」

とみどり。


「旦那様....。」

とクラリス。


『俺は出て慎太郎との決着をするからな。後は頼む!』


「「「「分かった。」」」」

嫁達はバハムート壱号機~参号機との戦いを始めるのであった。




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