第84話 VS空中要塞①

開戦当日の朝、正樹達は会議室に集合していた。

すると何処からともなく声が聴こえてくるのであった....葛城慎太郎の声が


レオバード連邦の皆さん。返事を貰いに来ました。降伏ですか? それとも戦いますか? 返事をする前にこれを見て頂きます! カモ~ン!』


空中要塞から何かが落下してくる。

それは20メートルの大きさで何故か銃を持っていた。

顔は一つ目になっていて色は淡い紫色をしていたのであった。

正樹はそれを見ると何かを思い出したように叫ぶのであった。


「あれって...ザ〇にそのままじゃん....。」

その何かはガ○○ムに出ていたザ〇にそっくりだったのであった。


『これの名前は『ダークナイト』と言って私が作った自動人形です。その数3000。次はこいつだ!』


空中要塞の前が開いて3体のドラゴンに似た物が飛び出して来たのであった。


『これね....。私の最高傑作です。『バハムート初号機』と『バハムート弐号機』と『バハムート参号機』!』


慎太郎の軍はダーク3000台と30メートル級のオリハルコンで作られたドラゴン3体。

この軍勢で先のビルト戦役でギリオンが用意した魔物の約5倍の戦力を擁していたのであった。

それを見たロクサームは声を震えていたのであった。


「これって....我々の今の軍は約3000であるが....。」


「ロクサーヌさん。あいつの軍勢は今のロクサーヌさんの軍と比べると20倍ぐらいかな?」


「.....勝てないのか.....。」


「大丈夫ですよ。」

正樹は自信を持って言うのであった。


「さてっと。行くとするか。嫁達。行くぞ!」


「「「「おー!」」」」

正樹は首都の門に出て「ある物」を空間魔法で取り出した。

それは形が違う黒いトレーラーが3台出て来た。

一つ目は体長30メートル、横幅は15メートルの大きさ。名前はアポロン1号。

二つ目は体長50メートル、横幅は30メートルの大きさ。名前はアポロン2号。

三つ目は体長40メートル、横幅は20メートルの大きさ。名前はアポロン3号。

正樹は嫁達に説明をするのであった。


「アポロン1号は明日香と俺。2号は明菜。3号はみどりとクラリス。」


「私が1号?」


「ああ。今日は明日香がメインだからな。ちなみに明日香がいつも使っているコントローラー操作だ。」


「あなた。私が2号なの?」


「2号の操縦は車仕様にしているから。明菜しか操作出来ん。」


「私とクラリスは3号ね。」


「ああ。操作の仕方は前にベルシアに使っていた馬車の操作にしている。クラリスが操作してくれよ。」


「旦那様。了解です。」


「それと、言い忘れたがアポロンにある行動をするとお前達にある『変化』が起きるからな.......じゃあ。乗り込んだら行くぞ!」


「「「「了解!」」」」

三大のトレーラーはダーク3000体に向って走って行くのであった。


1号に乗っていた明日香は正樹に尋ねた。


「ねえ.正樹? まさか...これで勝てるの?」


「勝てるさ。」


「三台のトレーラーって...どうやって空中要塞に攻撃するの?」


「まあ...見てろ。」


「まさか!」

何かを思い出した様に明日香が声を上げる。


「明日香! 前の黒のボタンを押せ!」


「分かったわよ...。」


『次。明菜! 同じ様に前の黒のボタンを押せ!』


『分かった』


『みどり。前の黒い....。』

正樹が言う前にみどりは答えた。


『ボタンを押すのでしょう? 押したわ。』


「明日香。此処からコールしないと行けないので今から言う言葉を叫んでコントローラーを前の凹みにいれろ! 「アポロン!」って言え!」


「やっぱり...そうなるのね....。「アポロン」!」

明日香はコントローラーを凹みに入れて「アポロン」と叫んだ。

するとアポロン1号は半分に分かれ、左右に広がり中から黒い箱が前に出て左右に分かれた部分と黒い箱には棒状な物で繋がっていたのであった。

アポロン2号は前面の部分が開き、後面の部分も開き其処には2個の大きな穴が飛び出していたのであった。

アポロン3号は半分に分離して、後面の部分は開いてそこから突起物が出て来てその突起物は上に移動したのであった。


そして....変形した1号と2号が合体した。


ガシャアアアン!


そして2号の後面の2つの穴に3号の分かれた部分が合体する。


ガシャアアアアン!


そして、合体したアポロン1号と2号と3号は上に向って移動したのであった。

まるで巨人になったように....。

黒い箱は四隅に分かれて中から顔が出て来たのであった。

1号の分かれた左右の部分は腕となり3号の分かれた左右の部分は足となって...。

全長100メートルの巨人となったのであった。


そう..読者の皆さんのご期待の合体ロボ...○○巨人・イ○○ン見たいな巨大ロボが出来上がったのであった。

顔の中には2号から明菜、3号からみどりとクラリスが移動していた。

正樹はその中に居なくて別の部分に移動していたのであった。

メイン操作は明日香であった。

明菜は左、右にクラリス、少し後方にみどりが座って前には明日香が立っていたのであった。


『明日香。この『アポロン』はお前の動きにあわせて動くからな。明菜とクラリスは砲撃担当。みどりが指示をしてくれ。俺は今別の場所にいるから、お前達がこいつらを倒すのだ!』


「やっぱり....変形ロボの次は合体ロボ?? しかも100メートル??」

呆れる明菜。


「旦那様...暇人です。」

クラリスも冷めた顔で言う。


「正樹君。私は前に置いている円盤を見て指示したらいいのね?」

みどりは正樹に話をする。


『そうだ。それは中央の点はお前達で他に点滅しているのが慎太郎の軍勢だ。』


最後に明日香が

「私は自分の動きでやればいいのね。」


『ああ。それと『アポロン』は空を飛べるからな?』


「そう言う事ね....やってやろうじゃないの!」


『お前ら他に変わった事があっただろう? 今のお前達の装備....ニヤリ』


そう....正樹の言葉で嫁達はやっと自分の装備の変化に気が付いたのであった。


「「「「なんで! ビキニアーマー着ているのよ! しかも前より露出度高いじゃんかああ!」」」」


『そう言う事なので頑張ってくれ。』


「「「「この....バカ亭主! もう..やけじゃああああああああ!」」」」

嫁達の怒りは目の前の敵に向って行ったのであった。




~作者より~

正解は②でした。

ついでに明菜とみどりとクラリスと明日香の装備も変更しました。

前に嫁達が付けていたビキニアーマーを少し露出度高い物になっています。

色は前のビキニアーマーの色になっています。

読者の方は次から想像して読んで下さい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る