第114話 それぞれの思い②

「私は、召喚さえてしかも下級職「メイド」の為、追い出された時はこれから私はどうしたら良いのか諦めていたの。けど、正樹が「良い職じゃん」って言われたのに対して私はこの子バカ?って思ったの。」


「まさか、明菜さんの「メイド」が最終的に「賢者」になったのにはビックリ」


「みどりの言う通りよ。あいつのオタク知識には脱帽しているわ」


「そして、正樹の言う通りに従って最後には「賢者」になってしまった。此れに私は驚くしかなかったの。だって、この世界で絶望していたのに、この世界で生きてい手段が出来たから。それで段々好きになって行ってね.....犯された」


「何処で犯されたの?」


「お風呂....」


「え?」


「正樹がお風呂に入っている時に、宿の人が間違って男用と女用を交換したからのよ? 私は女用に入ろうとしたら、其処に正樹が全裸で立っていたの.....」


「明菜さん。それで?」


「あの子....あそこがデカいのよ.....昔、父が全裸で家を動き回っていたから、ビックリしたの....それで正樹が言ったのよ? 「明菜さんって綺麗だなあ」って.....」


「それで?」


「私、その場から逃げようとしたんだけど、正樹に捕まってキスされて...そのままお風呂の中でしてしまった.....もう! 恥ずかしいじゃない!」


「その後、二人は結婚したんだ?」


「その時から、私は正樹を異性と感じてしまって、段々と好きになってしまって....結婚は正樹が言ったの。「一緒にこの世界でいよう」って言われて....」


「明菜さんって可愛いじゃん。」


「こらあ。明日香。チャチャしない!」


「ぶうぶう。」


「「「あはははは」」」

その場で盛り上がる三人であったが、クラリスだけ蚊帳の外の状態になっていた。


「皆さん....羨ましいです。」

万を期して明日香がクラリスに話をする。


「クラリスは何であいつを好きになったの?」


「確か、クラリスとの出会いは私と正樹が王家の墓の調査隊の救出だったよね?」


「はい。あの時、私は失神していて......救出された後、女王から教えていただきました。」


「「「あの変態女王から何か言われてなかった?」」」

三人から質問が入る。


「女王から言われたのが.....「貴方を助けていただいた人にお礼をしないとダメだよ?」って言われて「お礼はどうしたら良いですか?」と聞いたら、「貴方の身体で」って言われました.....」


「「「は?」」」


「あんた! その言葉を真に受けてしたの?」


「はい.....」


「まさに....無垢であるわね?」


「それで....処女を捧げたのね?」


「はい....最初は....痛かったのですが....その後、気持ちよくなってしまって....壊れてました」


「はあ? それであいつに何回されたの?」


「...30回」


「「「これええええ!」」」


「30回? 私は初夜の時...10回よ?」


「明菜さんが10回? 私は15回です」


「私なんか20回...って段々と数が増えているのは何故?」


「「「「わからん」」」」

その場にいた全員が考えてしまった。


「それでクラリスは30回された後、どうしたの?」


「はい。旦那様に「私は結婚する相手しかエッチ出来ません」と言いまして旦那様が「なら。結婚するか?」と言われました」


「あいつ.....純真な乙女に向って!」

と明日香

「見境もないわ....」

と明菜

「バカを通り越しているわ...」

とみどり


「その後、旦那様の優しさが私を包んでくれて...今は幸せです」

とクラリスが言うと全員が


「「「そうなのよねえ」」」

一緒に照れていたのであった。

その後ガールズトークは続いて行き

最後は明日香が話をするのであった。

「そろそろ寝るとしますか?」


「「「賛成」」」

嫁達はグレンと一緒に寝るのであった。


丁度その頃、別の宿にはレイモンドとマリアンヌが同じベットで寝ていたのであった.....しかも.....全裸で。


『旦那様。1週間後になって良いのですか? 早く帝国に行かないと行けないのに?』


「それはね、グレンさんの嫁さん達が真の敵に支配されそうになったからなんだよ?

それが今日、何とか無事に済んだって神様が言っていたんだ」


『そうなんですね? グレンさんはもしかしたら...』


「ああ。私と同じ、「神の使徒」だったよ。」


『そう言う事でしたら気にしません。だけど、第四王子の出方次第では大きく変わると思います』


「ああ。第一王子と第二王子とで戦いをする見たいだし。第三王子はそれを見ながら対策を練ってくると思う。」


『今注意する相手は第三王子じゃないのですか?』


「その第三王子を隠れ蓑している第四王子が....注意が必要だ。なんせあいつは....」


『あいつは?』


「魔王の息子であるからな?」


『だとすると魔王国の狙いって....まさか』


「ああ。第四王子が帝国の国王になる計画だ」


『それを阻止するのが貴方なのですね? レイモンド第五王子』


「その通りになるかと思う。マリアンヌ....我が妹」


『妹ではありませんわ。実際には義理の妹です。私の母は第一王子と同じですのよ?』


「そうだったな....」


『帝国から出て早5年が過ぎてお互いに冒険者になって活動していたのですよ?』


「外から帝国を見て感じていた。やっぱり、帝国は危ないっと思っていたからね」


『それで、帝国に侵入したら、先に何処に行くのですか?』


「第一王子と第二王子の戦いを辞めさせるつもりだ」


『それは険しいですよ?』


「分かっている.....マリー一緒についてくれるか?」


『決まっています。だって貴方の妻ですから』


「そうか....なら寝よう」


『はい』


二人は寝るのであった。

この二人の本当の名前はロマリア帝国第五王子のレイモンド=ロックハートと、王女マリアンヌ=ロックハートであった。






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