第七章 グレンが領主になった編

第105話 ロジックファーム

次の日の朝、

グレン達は起きて朝食を食べた後、会議室で各々ステータス確認を行った。

先ずはグレンから


名前 グレン=レイノルズ 21歳(固定) 男性 種族:超人族

身長185 体重65 

職業:聖戦士セイントナイト レベル200


HP988000/MP459000


攻撃S 体力S 魔法B 防御S 俊敏A 賢さB 運A

スキル

<剣術><二刀流><魔法剣><身体強化><全異常耐性無効>

<錬金術><鍛冶><料理><生活魔法><回復・支援魔法>

New<聖属性魔法><飛翔魔法><転送・帰還魔法>

特殊スキル

<女神エレナの使徒>

<超人間化>

<限界突破>.....一時的に能力が10倍に跳ね上がる

(一日に一回のみ発動可能)


称号:女神の騎士


氏名 アキナ=レイノルス 26歳(固定) 女性 種族:超人族

職業 聖なる賢者セイントワイズマン レベル200

身長160 体重50キロ B86 W55 H86

HP588000/MP690000

攻撃C・守備C・魔力S・体C・俊敏S・賢さS・器用S・運B

スキル:全異常耐性・身体強化・全属性魔法・無提唱・全魔法耐性・結界魔法・転送魔法・空間魔法・料理・生活魔法・鑑定・魔物探知


特殊スキル:

<神秘の悟り>.....一定時間の間、魔法力が約10倍になる

(一日に一回のみ発動可能)

<女神エレナの使徒>

<超人間化>

称号:女神の賢者


次はみどり。


氏名 ミドリ=レイノルズ 21歳(固定) 女性 種族:超人族

職業 聖なる大司教セイントアーチビジョップ レベル200

身長165 体重49キロ B88 W55 H85

HP450000/MP760000

攻撃C・守備C・魔力A・体力B・俊敏B・賢さS・器用B・運A

スキル:支援魔法・全異常耐性・回復魔法・無提唱・結界魔法・身体強化・全属性魔法耐性・生活魔法・料理・道具箱アイテムボックス・鑑定


特殊スキル:

<神聖なる祈り>......一定時間の間、完全魔法&完全物理の無効化

(一日に一回のみ発動可能。範囲は半径20メートル以内対象)

<超人間化>

<女神エレナの使徒>


称号:女神の聖母


次は明日香


氏名 アスカ=レイノルズ 21歳(固定) 女性 種族:超人族

職業 聖剣士セイントソルジャー  レベル200

身長170 体重50キロ B84 W53 H86

HP980000/MP398000

攻撃S・守備A・魔力C・体力S・俊敏S・賢さB・器用S・運B

スキル:身体強化・全異常耐性・剣術・二刀流・抜刀術・物理防御耐性・全魔法耐性・料理・生活魔法・道具箱アイテムボックス・鑑定・魔物探知


特殊スキル:

<限界突破>.....一時的に能力が10倍に跳ね上がる

(一日に一回のみ発動可能)

<超人間化>

<女神エレナの使徒>

称号:女神の戦姫


最後はクラリス


氏名 クラリス=レイノルズ 23歳(固定) 女性 種族:超人族

職業 聖騎士パラディン レベル200

身長178 体重55キロ B98 W58 H86

HP988000/MP388000


攻撃A・守備S・魔力C・体力S・俊敏B・賢さB・器用B・運B

スキル:身体強化・全異常耐性・物理防御耐性・全魔法耐性・回復魔法・

槍術・盾術・料理・生活魔法・道具箱アイテムボックス・鑑定


特殊スキル:

<聖騎士のパラディン・ガード>.....一定時間の間、敵の攻撃を自分に向ける事が出来て、尚且つ聖なる防壁を出して全ての攻撃を無効にする

(一日三回まで発動可能....クールタイムは1時間)

<超人間化>

<女神エレナの使徒>


称号:女神の盾姫


「良し。準備が出来たら行くぞ!」


「「「「おー!」」」」

グレン達は転移魔法陣を使ってシルバーレイク経由でロジックファームに向うのであった。


シルバーレイクを出たグレン達は馬車で行くのであった。

馬を操車するのはマリオン夫妻が行い、馬車の中にはグレン達が居るのであった。


「すまん。マリオン」


『良いですよ。旦那様。奥方様』


「みどり。奥方様って言われたわ」


「明日香って照れているの?」


「まあ.....。明菜さんもニヤニヤしているよ?」


「私? そうね......念願が叶ったから....ねえ.クラリス」


「私は.....胸が重い....」


「「「そっちかああ!」」」


「本当にお前達は仲がいいなあ?」


「まあ、私達はあんたの妻だからね。仲良くしないと」


「「「「私達がからじゃああ!」」」」


「それよりマリオン。ロジックファームはどんな所だ?」


「そうですね。聞くところによると街自体はそんなに大きくないのですが、半径100キロに魔物避けの柵がありますね。その中に色々な作物を栽培していますね。これらの作物はロマリア王国中の都市に売られています。後、東西南北に警備兵が約200名ほど配置していますね」


「街自体はどれ位の大きさなの?」


「確か半径20キロ程あるかと思いますけど? それと色々の作物ごとに村がありますね」


「なるほどね」


「見えましたよ?」

マリオンが指を指すと其処には大きな農園があった。

そして柵の前に護衛兵が立っていたのであった。


『ここは、ロジックファーム。一般の人は入れないよ。何か身分を証明する物はあるのか?』


「冒険者ギルドカードならあるけど?」


『どう言ったご用件かな?』


「護衛依頼でここに来たのだが? 依頼人はそこの御婦人だけど?」


『そこの御婦人は誰ですか?』


「私はクラリス=ラファエル。ここの領主で叔父のロイド=ガーネット子爵に会いに来たのだが?」


『! これはすいませんでした。領主様の姪様でしたか? どうぞお入りください。そこの冒険者よ。この入国許可書を街の入り口の衛兵に渡したら中に入れるからな? ぐれぐれも領主様に粗相が無いように頼む』


「分かった。感謝する」


グレン達は柵の中に入って行くのであった。

中に入ると広大な農場が沢山あり、所々に農夫達の家が並んでいたのであった。


「明日香.....すごく広いね」


「みどり....これ何かしら?」

明日香がみどりに尋ねるとマリオンが話をするのであった。


『奥様方。ここ区域は果物が取れる農園ですな。それと各農家の集落には生活品を売っている商店があるはずです。その店は中央の商店から此処まで持って来ているかと思います』


「そうなんですね....ありがとう。マリオンさん」

明菜はマリオンの説明に感謝すると


『私達の情報は旦那様には必要な事なので、奥方様も色々聞いて下さい』


そして街道を進むと中央入り口が見えて衛兵が立っていたのであった。


『ようこそ。ロジックファームへ。入国許可書はありますか?』


「はい。こちらにどうぞ」

グレンが衛兵に許可書を渡すと衛兵はクラリスに敬礼をして


『クラリス様。ようこそいらっしゃいました。入って奥に領主様の家がございます。門の衛兵に先ほどの許可書を見せて下さい』


「分かった。感謝する」

グレン達は領主宅に向かうのであった。

領主宅に着いて門の衛兵に渡した後、マリオン夫妻は隣の使用人専用の待合室に行き、グレン達は領主のメイトに執務室に案内されたのであった。

中に入ると40代でイケメン中年が座っていたのであった。


『おお! クラリスじゃないか? 何年振りか?』


「叔父上。お久しぶりです。約8年ぶりだと思います」


『そうであったな。隣の人達は?』


「初めましてロイド=ガーネット子爵様。私はグレン=レイノルズと言います。隣の三人は私の妻達で名前は」


「ミドリ=レイノルズです」


「アキナ=レイノルズです」


「アスカ=レイノルズです」


『そう言えばクラリスよ? 早く再婚はしないのか? ラファエル侯爵は死んだと王都から報告があったはずだが?』


「今は再婚してクラリス=レイノルズですよ? 叔父上」


『お前....そこの冒険者の妻になったのか?』


「ガーネット子爵様。実はこれを見て欲しいのです」

グレンは左の手首のリストバンドを外してロイドに見せるとロイドの顔が青くなっていたのであった。


『これはロマリアの貴族を表す『紋章印』....。しかも伯爵だと? そなた...一体何者だ?』


「私はロマリアとガイアスで伯爵の位を頂いていますよ? それと私は転生前の名前はマサキ=ラファエルと言います。」


『そなたか女王が言っていた女神エレナ様の使徒なのか?』


「はい。クラリスを始めそこの私の妻達も女神エレナの使徒ですよ」


『そうか。それで何をして此処に来たのですか?』


「本当の目的はハミルトンに行く途中なのです。ハミルトンの領主の悪事を暴く為です。それでガーネット子爵様。ハミルトンの情報はありますか?」


『ああ。実はなハミルトンでは一般領民が重税の為、領主から借金をして返済出来ない領民が奴隷となって他国に売り飛ばされている。だから、私の息のかかった商人にお願いしてその奴隷を買い、その家族を此処に引き取って農園で働いてもらっている。あそこには半分は富裕層の領民で残り半分は他国から逃げて来た人々が多い』


「他国ってもしかして.....?」


『ああ。そうだ。』


「帝国の市民が何故ハミルトンに逃げて来ているのか?」


『そこまでは私も分からない。只、あの街で活動している『エレナ教団』が奴隷解放に尽力していて、私も少し援助をしているのだ』


「やっぱり。ハミルトンに行かないと判らないか」


『グレン殿はハミルトンにあの子爵を倒した後、どうするつもりなのか?』


「はい。私が領主となり、領民が幸せにしようと思っています」


『そうか....なら、ハミルトンに行ったら『ロイター商店』に行きなさい。其処は私の息が掛かった商店である。そこの店主のリック=ロイターにこれを渡せば何とかしてくれると思う』


ロイド=ガーネット子爵はグレンにリック=ロイター宛の紹介状を頂くのであった。


『今日は此処に泊るがいい。』


「「「「「ありがとうございます」」」」」

グレン達は客室に案内されて、中に入った途端、グレンは防音結界を張ったのであった。


「お前達、ガーネット子爵の「鑑定」をしただろう?」


「うん。それで一番下に♡の記号と☆の記号はなに?」

明菜が不思議そうに尋ねた


「「鑑定」で♡は好感度で☆は信頼度だ。最大3つあると信頼できる人だ。あと★は何か悪い事を考えていると思ってくれ。これも「女神の使徒」の効果であるからな? 」


「さっきの叔父上は両方とも♡と☆は3つだった。と言う事は?」


「信頼できると言っていい」


「なるほどねえ......。」

明日香は納得の顔をしたのであった。


「あなた。今日は此処に泊って明日の朝にハミルトンに行くのね?」


「ああ...そうなるが?」


すると嫁達は


「「「「抱いて!」」」」


「明日腰が立たなくなるぞ?」


「「「「じゃあ....今日は添い寝で我慢する.....」」」」


おいおい。女神の使徒になってこういうのはどうかと思うのだが?


グレンは心の中で呟きながら寝るのであった。


~作者より~

遅くなりました。

次回はハミルトンにグレン達が入って領主を成敗しますのでお楽しみ下さい

明日から22時の更新となります。


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