第140話 魔将軍ギリオンVS????
ギリオンの前に降り立った4人の人物の姿は、全身レオタード風で顔はヘルメットを被って、しかもそのヘルメットの顔部分には何故かトランプのスペード、ダイア、ハート、スローバーの形をした物があった。
すると、4人は声を上げる。
「烈火の賢者! 『サファイヤ・スペード』!」
「白金の二刀流! 『プラチナ・ダイヤ』!」
「新緑の聖女! 『エメラルド・ハート』!」
「情熱の重戦士! 『クローバー・ガーネット』!」
「「「「私達!
「「「「ゼッッッッッッッッッッッッットォォォォォォォォ!」」」」
そう言ってそれぞれポーズを決めて行く。
その恰好はまるで昭和の時代に放映していた○○戦隊とジャ○○〇電撃〇を一緒になっているのだ......。これを考えたのは言うまでもなく彼女らの旦那のグレンである。
ちなみにサファイヤ・スペードは明菜。
プラチナ。ダイヤは明日香でエメラルド・ハートはみどり、最後にクラリスがクローバー・ガーネットである.....。
「ねえ。どうする?」
ダイヤがスペードに聞くと、スペードは諦めた声で話す。
「このデカイ奴と戦うには私達もあれを使うしかないわ。みんな!呼ぶわよ!」
スペートの掛け声で全員がある呪文を言う。
「「「「来て! スピード・トレイン!」」」」
何処からともなく4台の列車がやって来た。
何処かの〇Rで使用している通勤電車が2両編成で色はガーネット色とプラチナ色の2台、そして新〇線の〇ぞみに似ている電車が4両編成でサファイヤ色とエメラルドイ色の2台が魔神将のギリオンの前に到着した。
4人は各々の色の電車に乗り込みんで全員で叫んだ!
「「「合体!」」」
先ず、エメラルド色とサファイア色の電車が横にドッキングする。
そして、プラチナ色はサファイヤ色、ガーネット色はエメラルド色の電車の隣にドッキングして中央のエメラルド色とサファイヤ色は頭を横に変形して、4両の内、最後の一両の一部が上に曲がって足になる。
ガーネット色とプラチナ色は最後の車両が短くなり、腕が出て来た。
その後、ドッキングした電車達はそのまま上に向って動き、最後は横に変形した部分が後ろに倒れて顔が出てくる。
その姿は女神の顔の様な形になった。
「「「「ヨメレンジャーロボ! 完成!」」」」
こうして、ヨメレンジャーロボが完成して右手の拳が引っ込んで剣が出て来た。
「「「「行くよ! ギリオン!」」」」
ヨメレンジャーロボがギリオンに斬り込んで行った。
それをギリオンは右の爪で受け止めて左の爪で殴りかかった.....がヨメレンジャーロボにはダメージがなかった。
「みんな! 速攻で行くわよ!」
サファイヤ・スペートが声を上げて、左手の拳も剣に変化した。
エメラルド・ハートはある言葉を出した。
「くらえ! ボイン・ビーム!」
なんと洗濯板状態の胸が大きくなったその先からビームが飛び出してギリオンに命中した。
『これは.....動かない.....』
そのビームはギリオンの動きを止めていた。
「「「「ジュエリー・クロス・アタック!」」」」
ヨメレンジャー・ロボの両手の剣がクロスしてギリオンに斬り込み、通り過ぎて行った。
『ギャアアアアアア!』
ギリオンは大きな悲鳴を上げて倒れて行ったのだが、リンドリウムがその隙に脱出して難を逃れて、ギリオンの身体は消滅した。
ヨメレンジャーロボから降りたヨメレンジャーの4人はリンドリウムの前に立った。
「これで、終わりよ。覚悟して!」
『お前達が此処までやるとは思わなかったぞ?』
「それは誉め言葉ですね?」
「まあ。このガイコツおっさんを倒して、勇者の塔に向って行くよ」
「そうですね」
『ならば俺の最後の技を受けて見ろ! インフェルノ......』
リンドリウムが魔法を提唱する時、上から光の雨が降って来て、リンドリウムがまたも動かなくなってしまった。
『魔法が.....発動出来ん.....』
「みんな! ヨメレンジャー・ハリケーンで行くよ!」
「「「了解!」」」
サファイヤ・スペートの掛け声で各々の指定位置に立った。
エメラルド・ハートが中型のボールを取り出して
「行くよ! クローバー!」
「分かりました」
エメラルド・ハートからクローバー・ガーネットに向ってボールを蹴った。
それを足で受け止め次の人に蹴り出す。
「次、プラチナ・ダイヤ!」
「OK!」
プラチナ・ダイヤは足で受け止めて、上空に蹴り出した!
「スペード! ラスト!」
「了解!」
上空に蹴り出したボールをサファイヤ・スペートがそのまま右手で掴み、リンドリウムに投げ込んだ!
「おりゃあああ! くたばれええええ! ガイコツ親父いいいいい!」
投げたボールは見事にリンドリウムに命中した。
『さすがだ.....。お前達ではギルガメッシュ様に.....絶対に勝てない.....』
「ギルガメッシュは私達の旦那が倒すから問題ないわ!」
「うんうん」
「そうです」
「だから消えてちょうだい!」
『ギャアアアアアア!』
それがリンドリムの最後の雄たけびを上げて灰となって消えて行った。
ヨメレンジャーの4人は元の姿に戻って、お互いに話をしていた。
「本当にバカ亭主め!」
と明菜
「結構ノリノリだったよ?」
と明日香
「前のエグイビキニアーマーより顔を隠していたから恥ずかしくはなったよ?」
とみどり
「それでは勇者の塔に向いましょう」
とクラリス
こうして、4人は勇者の塔に向った。
.....しかし、此処から4人には想像できない事が起きるのである........。
~作者より~
どうでした?
特撮戦隊物で行きました( ̄ー ̄)ニヤリ
次回は更に4人に対して大事な事が起きます。
それで中盤戦は終わり、後半戦に移ります。
1月からは毎週水曜日と土曜日に更新致します。
これからもよろしくお願い致します。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます