第44話 VS邪女神エステリーゼ④
明菜達が乗っていた魔導装甲車から変形したロボットとエステリーゼの戦いが始まった。
明菜の操縦でロボットがエステリーゼに向って攻撃をした....しかし、かわされて逆に攻撃を受けてしまった。
明菜は車の操縦は出来てもロボットの操縦は皆無であった。
「明菜さん。攻撃受けてばっかだよ。」
みどりは明菜の操縦に意見を言うのであった。
「そう言ってもこの操作ムズイって...きゃあああ。」
明日香が明菜に助言をしたのであった。
「明菜さん。それをかわして...きゃああ。」
「当たってばっか....きゃああ。」
とみどり。
「どうなっている。攻撃を受けてばっかだぞ?」
とクラリス。
するとエステリーゼが笑いながら明菜達に言うのであった。
『そろそろ終わりですね。この物体はもう少しで壊れるでしょうね。オホホホホ。』
「明菜さん。少し操縦席を見てもいいですか?」
「明日香さん。良いわよ。」
明菜は明日香に操縦席を見せるのであった。
明日香は操縦席を見ると少し考えて.....。
「正樹の奴....この操縦席って....あの機械と同じじゃんかあああああ!」
吠える明日香。
「明菜さん。操縦席を代わってくれませんか?」
「明日香さん。あなた.....操縦出来るの?」
「この操縦席って大きさは違うけど...「あれ」と同じなので大丈夫です。」
「「あれ」と同じって?」
「...まあいいから代わって下さい。」
明菜と明日香は席を代わった。
明日香は操縦桿を握ると慣れた手つきで操作するのであった。
するとロボットの動きが良くなってエステリーゼの攻撃を防いで更にロボットの剣がエステリーゼの7つの首の一つを斬り落としたのであった。
『グハア。どうして私の首が斬れる....ぐは...また斬りやがった....。』
「明日香。すごいじゃん。どうして動かせるの?」
とみどりが感心した顔で明日香に聞くのであった。
「実は...あの女たらしが作ったから何となくね....。」
明日香は全員に説明したのであった。
明日香が握っている操縦桿はあるゲーム機器のコントローラーにそっくりでしかも明日香は別のゲームでいつも使っていたのであった。
「あのさ、みどり。私に「ファンタジー・ロマリア」をしようっと誘ったのみどりだったでしょう?」
「そう言えば....そうだった。」
「私さ。あのゲームをする前に部活で剣道している以外にハマったのが「ファイティング・ゾンビ」だったのよねえ。」
「それって.ゾンビを倒す.....格闘ゲームのあれ?」
「そそ...そのゲームの使える機種がニ〇テ〇ドー・ス〇〇チだったのよ。しかもあのバカ...そのゲーム機器と同じコントローラー風にしてたから...はあ.....あのオタク....なんで好きになったんだ...。」
「明日香って...オタク嫌いだったね。」
「まあ...私もある意味オタクだったわけ...格闘ゲーのオタク....ううううう。」
「それでも、明日香さんのおかげで何とかなりそうだよ?」
「それでこの戦いが終わったらどうする?」
「「「「「決まっている! あのバカ亭主を逆レイプじゃああ!」」」」」
明日香の操作でエステリーゼの攻撃を防ぎ、持っていた剣でエステリーゼに攻撃をして命中して行くのであった。
「これ使いたくなかったのに....格闘ゲー必殺「一文字斬り」!」
明日香のロボットの剣がエステリーゼの残りの首を横一直線に斬り落とすと、
「みどり! 今よ。波動砲!」
「明菜さん。波動砲発射用意!」
「みどりさん。波動砲発射準備完了!」
「クラリスさん。波動砲発射!」
「了解! 3・2・1・0! 波動砲発射!」
胸から大きな魔法弾がエステリーゼに向って放つ!
するとエステリーゼの身体に命中して....
バシャアアアアアアアン!
『ぎゃああああああ! ギリオンさまああああああ!』
エステリーゼが悲鳴を上げて....そして消えて行くのであった。
「「「「勝ったああ!」」」」
全員が喜んでいたのであった。
通信魔法具から正樹の声が聴こえて来て
『お前ら、勝ったか?』
「勝ったよ....って何これ!」
『.....男のロマンであります。』
「「「「誰が男のロマンだあああああ! このバカ亭主!」」」」
『何がバカ亭主が。お前らこそ。俺が居ないと何もできないくせに!』
「あんた。何言っている! 私の回し蹴りをしようかああ!」
「それとも。正樹。私の剣道で突きしたろうか?」
「正樹君....女性には優しくしないと行けません!」
「旦那様....私にはお仕置きを....。」
「「「クラリス! あんたMだったのか!」」」
『おいおい。コントはその辺でいいから。それより。俺の方はギリオンの部屋の前にいる。何となく不陰気がすげえわ。』
「コントって.....それで勝てそう?」
『なんとも言えない....。』
「正樹が弱音吐いているわ..どうしたらいい?」
「珍しいです。旦那様が本当に弱音吐いている....。」
『もう..良いから。お前達、その地下迷宮の上空にいるのなら地面に魔法弾を放ってからそのまま突入してくれ』
「分かったわ。みどり、明菜さん、クラリスさん。巨大波動砲発射準備!」
「準備いいわ。」
「3.2.1.....0! 発射!」
胸から波動砲が出て地下迷宮があると思われる地面に向って行くのであった。
ズドオオオオオオン!
地面に大きな穴が出来て明菜達は
「行くよ。 待ってろ! バカ亭主うううう!」
「「「おおおお!」」」
明菜達が乗ったロボットは穴の中に入って行くのであった。
~作者より~
こう言ったなんでもありの要素が満載ですので
次は何を出るのかを楽しみにして下さい。
後、☆を★にしていただけば、もっと励みますのでよろしくお願い致します。
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