第74話 ビキニ嫁軍団VSサキュバス・久美子
ビキニアーマー姿の明菜達と久美子の戦いが始まった。
「こうなれば本気で行くしかないわ。「変化」!」
久美子は本当の姿になるのであった。
元々の姿はセミロングの髪であったのだが、銀色に変化して何故かポニーテールになっており、目も黒から赤い目に変化して蝙蝠みたいな翼が生えて、さらに体の方は大事な部分はギリギリ隠れていたのであった。体の色も肌色から少し紫が混じった身体になっていたのであった。
(*読者の皆さんへ。ギリギリの部分は乳首あたりと股間であります。想像して下さい*)
それを見た嫁達は正樹から貰った鑑定魔道具で久美子のステータスを見るのであった。
(但し魔道具ではスキルの表示は出ないので注意が必要)
名前 クミコ=ニシムラ 年齢23
身長160 体重45 B73 W50 H80
HP30000/MP40000
攻撃C 防御C 魔法S 俊敏A 知性B 運D
職業 下級魔族 サキュバス レベル500
久美子のステータスを見た嫁達は
「本当に洗濯板だわ。私はB88もあるのに....。」
と明菜
「本当に貧乳だわ。男と思ったわ。」
と明日香。
「うんうん。」
とみどり。
「これは...可哀そうになってきました。」
とクラリス。
「お前らさっきから私の胸を見て可哀そうな顔をするな!」
「だって。久美子。洗濯板だもん....。」
「明菜。お前かって昔は胸ないじゃんかああ!」
「今はあるよ?」
「まあまあ。明菜さん。此処は穏便に。」
「そう言う明日香ってあれには勝ったと喜んでいたのじゃないの?」
「私の方はあの洗濯板より膨らみあるからね。」
「あのう...そろそろ戦いを始めませんか?」
クラリスがそう言うと
「「「「あんたの胸が一番デカすぎなんだよ!」」」」
何故か久美子まで入って声を揃ってツッコミを入れるのであった。
「さあ。あんな洗濯板をさっさと倒すよ。みどりさん。明日香さん。クラリス。」
「お前ら...洗濯板、洗濯板って言うのは止めろおおおおお!」
夜叉の顔になった久美子が闇属性の魔弾を嫁達に放って行くのであった。
それをたやすくかわす嫁達。
「逃げるな! このやろううううう!」
久美子は次々と魔弾を放って行くのであった。
明日香はみどりに指示をしたのであった。
「本当に......明菜さんが言っていた.....めんどくさい人だわ。みどり。身体強化魔法出して。私が突っ込むから。」
「了解。明菜さんは魔法で応戦して下さい。」
「分かった。クラリス。正樹かた預かっていた盾出すから、その盾を使って防御を頼むわ。」
「はい。」
嫁達の戦い方は明日香が前衛で刀で攻撃してクラリスは明菜が空間魔法で出した盾を使って後ろの二人を守り、明菜が魔法で攻撃をして行き、みどりが支援と回復魔法で援護する作戦であった。
久美子は左手で明日香に向って魔弾を撃ち、右手で他の三人に対して魔弾を撃つのであった。
明日香は魔弾を刀で防くのが精いっぱいになっており、他の三人も防戦一方になっていたのであった。
「どうしたの? あんた達...口だけだよね」
「くそおお......中々あの洗濯板の所まで行けない....。」
「私も盾で防ぐのがやっと...。」
「私も回復でいっぱいいっぱいです。」
(私も魔法を放つので精一杯だし...あ....そうか私も飛び込んでいたらどうかな?)
明菜はふとそう思いみどりに指示をしたのであった。
無論普通に声を出すと相手にバレるので「念話」で話すのであった。
『みんな。このままの態勢で聞いてね。私が空手を使って飛び込むからみどりさん。私に身体強化と魔法防御の魔法を出してくれる?』
『明菜さん。分かりました。』
『クラリスはさっきの棍を使った攻撃してくれる?』
『はい。』
『明日香さんはその隙にあいつの翼を斬って頂戴。』
『分かった。』
『では行くよ!』
『『『おー!』』』
明菜は魔法使うのを止めて久美子の所に突っ込んで来た。
そして空手の技を出していき、久美子はそれをかわしていた。
するとクラリスの突きが久美子に向って飛んで来た。
それをかわす久美子。
その攻撃が続いて行く.....久美子は魔弾を放とうとすると明菜の空手とクラリスの突きで中々出せない状態になった。
久美子が一旦空を飛ぼうとした瞬間、久美子に一緒の隙が出来たのであった。
「今だ! 「望月流・双刀」!」
いつの間にか久美子の後ろに立っていた明日香がこれもまた二刀流で久美子の翼を斬り落としたのであった。
「きゃあああああ!」
そのまま落下する久美子。
それを見た明菜とクラリスはその隙を見逃さない。
「行けええ!正樹直伝「紅蓮・三段蹴り」!」
「私も「ガーネット流・三段突き」!」
明菜の秘技とクラリスの秘技が久美子に命中した。
久美子が倒れたが、すぐに起きあがると明菜が明日香に声を出すのであった。
「今よ。明日香さん。久美子の胸に埋め込められている赤い石を壊して!」
「止めだ!「望月流・一点三連突き」!」
明日香の突きが久美子の胸の赤い石に命中して、赤い石は粉々になったのであった。
「ぎゃあああああああああ!」
苦しむ久美子。
そして久美子はそのまま阿修羅の顔になって絶命したのであった。
「久美子...本来なら5年前に死んでいたのよ。あんたは....。天国に行きなさい。」
明菜は久美子に別れの言葉を言うのであった。
絶命した久美子は跡形も無く消えて行くのであった。
そして、嫁達は、その場に座ってしまったのであった。
「正樹.....勇者の方は任せたわよ?」
と明菜。
「さっさと終わられてね。」
とみどり。
「早く何とかしなさい!」
と明日香。
「此れが終わったら私におっぱい体操お願いします...旦那様。」
とクラリスが言うと
「「「お前はそれしたらダメだ! おっぱい体操は私がしたいのじゃあああ!」」」
クラリス以外の嫁達はそうツッコミを入れたのであった。
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