第70話 それぞれの戦い
俺達は勇者セシルと戦いを始めようとすると何処からか西村久美子が出て来て
「やっほ~。久美子ちゃんで~す。さすがに1体5だと勇者セシルにはキツイ見たいから、応援を呼ぶよ。みんなあ、出て来て。」
久美子が呼ぶと隣に三人の亜人が立っているのであった。
それを見たリリは驚きを隠せていなかった。
「なんで....貴方達も....。」
「リリさん。あの三人は?」
「はい。あの三人こそ「三獣士」であります。」
リリから以前聞いていた「三獣士」が目の前に立っていたのであった。
狼族のフラッグスは格闘技に精通している戦士。
狐族のフォックスは魔法に精通している大魔導士。
虎族のタイガーシンは狂暴化になった戦うバーサーカー。
そして獅子族のセシルは剣聖と呼ばれていた勇者。
これが亜人勇者パーティであった。
其処に「精霊魔法使い」のリリが加入すると獣国で最強のパーティと言われているのであった。
それが西村久美子によって操られている様に感じた正樹であった。
「西村久美子。あんた....ユニーク持ちだったか?」
「なんのことかしら?」
「あんたの行動をみたらわかる。セシルは判らないけど他の三人はあんたの支配下になっている見たいのでね。あんた、「男性限定の魅了」を使っているな?」
「あらあまあ。バレていたわけね。さすが慎太郎が一番お気に入りって事かしら?」
「明菜とみどりは、西村久美子と相手にしてくれないか?」
「え?」
明菜は声を震えていたのであった。
しかし、正樹は西村久美子を見て思った事を明菜とみどりに『念話』で話すのであった。
『明菜。西村久美子とどういう関係であると俺からは聞かないが一つだけ言うぞ。今の西村久美子は....もう人間ではない。岡崎純一が作った改造人間だ。』
『え? それって....。』
『岡崎純一は葛城慎太郎の右腕で昔からのIQ200の研究者だ。此処に呼ばれたのは恐らく邪神ギルガメッシュで岡崎はその神を信仰している。そして、西村久美子は葛城の事が好きだろう?』
『そう....元々あの子は慎太郎さんの追っかけをしていたから。』
『そこを岡崎は西村久美子に「葛城が君に好かれる方法を教えると言って」改造されたのだろうな?西村久美子の胸元を見て見ろ。』
正樹は明菜に西村久美子の胸元を見ると魔石が埋め込められていた。
それは勇者セシルの胸元に組み込まれている者と同じであった。
『あれは、恐らく岡崎が作った人間を化け物に変化させる魔石だ。魔石を壊すとその人は死ぬ。』
『.....。』
『分かったな。俺が言っているのが。』
『久美子を倒すと三獣士は元に戻れるって事?』
『ああ。そう言う事になる。』
『だから、俺はセシルとの戦いで加勢出来ないから。西村久美子の事は明菜。お前に任せる。これは明菜の過去との戦いになる。みどり。』
『なに? 正樹君。』
『みどりは明菜の援護に入ってくれ。俺の予想だとあの人にはみどりが相性があるようだ。』
『分かったわ。』
『明菜は?』
『....分かった。私も覚悟をする。過去の自分との決着をする為に。』
『任せたぞ』
『『了解』』
二人は返事をすると久美子が横やりしてきた。
「なあに? 勝手にコソコソ話をしているのよ?」
「久美子。私が相手になるわ。」
「あらあ。私を倒すの?」
「倒すわ。」
「なら。フォックス。こっちに来て。残りは勇者の援護ね。」
フォックスが久美子の所に来た。
「クラリス。明日香。残りの三獣士を頼む。くれぐれも...分かっているよな?」
「分かっているわよ! 殺すなって事ね」
「ああ。」
そこでリリが正樹に話をかけるのであった。
「正樹さん。私にも戦いに参加します。」
「相手は勇者だよ? 良いのか?」
「...はい。私も覚悟しました。セシルはもう駄目なのでしょう?」
「...ああ。セシルは既にいないと思ってくれた方がいい。」
「分かりました....。セシルを楽にさせたい...。」
「分かった。一緒に戦おう。」
「はい。」
そして戦いの構図は、
勇者セシル対正樹とリリアンヌ。
フラッグス&タイガーシン対クラリス&明日香。
西村久美子&フォックス対みどり&明菜。
それぞれの戦いが始まった。
△△△
フラッグス&タイガーシン対クラリス&明日香
タイガーシンは狂暴化になって明日香達に襲い掛かって来た。
クラリスは壁役としてタイガーシンの攻撃に耐えていたのであった。
「明日香。此処は私に任せて、タイガーシンを倒して。」
「分かったわ。」
『行くぞ。小娘!』
「行くよ。おじさん!」
タイガーシンと明日香との戦いが始まったのであった。
~作者より~
次の話では、嫁達の装備が変わります。
正樹の趣味だと思って下さい
答えはこの中にあります。
①エロい下着姿
②全裸
③エロいビキニ
以上どれでしょう。
19時に更新しますのでお楽しみ下さい。
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