第26話 緊急事態
次の日の朝、
正樹は目を覚まして今の状況を思い出していたのであった。
正樹と明菜はビクトリア女王からの好意で城の客室に泊まったのだったが....
....明菜はいつもの通りだが、何でクラリスまで一緒にいるんだ??...
正樹の寝ていたベットには正樹を中心に右に明菜、左にクラリスがあま~い吐息をしながらねていたのである....。
しかも、正樹を含み全員丸裸で寝ていたのである...。
(何でこうなったのか俺にもわからん...頭が痛い...。)
そう、正樹達は女王の接待によって酔っぱらって3人ともベットに入って寝たのだが、その後の記憶が全くなかったのある。
つまり、正樹が一晩中、明菜とクラリスを抱きまくったのであった。
正に絶倫の正樹であった....。
正樹は呆けていると明菜が正樹の頭を自分の胸に押し付けてくるのであった。
「あなたああ。こういうの好きでしょう? それええ。パブパブ....。」
「起きろよ。明菜...って。ぐはああ。」
明菜のパフパフから逃れた正樹はため息とついた途端、次はクラリスが正樹の頭に胸を押し付けてきたのであった..しかも、明菜より胸が大きくて正樹の頭がめり込んで息が詰まりそうになっていた..。
「おはよう、あなた...って。クラリス! 起きなさい。起きろ! このデカパイ!」
明菜は目を覚まして正樹の顔を見ようとしたがクラリスの胸のおかげで正樹がバタバタしているのを見てクラリスから引き離そうとしていた。
「おはよう...。旦那さま...。って痛い...。」
寝坊助のクラリスはその状況を把握していなかったので明菜の水平チョップがクラリスの頭に命中してクラリスは目を覚ましたのである。
「クラリス! あんた、正樹を殺す気?」
「ふぉええ。如何しました? アキナ?」
まだ寝ぼけているクラリス。
「おい。デカパイ。いい加減にしろ!」
今度は脳天唐竹割りをする明菜。
「なにをする。アキナ。」
「正樹が死にかけているからよ?」
「そうか..これはすまんすまん。旦那様。」
「すまんじゃない....もう少しで俺が昇天する所だった...。」
「クラリスの胸より私の方が良いのよ...ってあん。」
明菜は正樹の口を自分の乳首に押し当てた。
「アキナさん。私の方が揉み心地ありますよ? あん。」
クライスは正樹の両手を自分の胸に持って行きモミモミさせていた。
...お前らいい加減にしてくれ....。
正樹は2人の攻撃をかわした後、二人に尋ねた。
「明菜とクラリス。何で俺達全裸なのだ?」
「さあ?」
「さあ?」
「「「わからん!」」」
全員が記憶を辿ると明菜が叫びだした。
「正樹...。私のあの中に中出ししている....。」
続いてクラリスも、
「本当だ。私もあの中に中出ししている...。」
「なんでだろう?」
「「何でではない! この節操なし!」」
明菜とクラリスは正樹の前と後ろにラリアットするのであった。
その後、正樹は泡を吹いて倒れたので女性陣は正樹を介抱して一時間後、全員服を着てベットに座っていたのだった。
「お前らなあ。マジで死ぬところだったぞ...。」
「「すいません。」」
「でも昨日の夜は全員全く憶えていないなあ。」
「そうよね...。」
「そうですね...。」
「「「まあ、いいか。」」」
全員の結論が出た。
....この三人はマジでバカ?....
その後、女王の謁見の間にて、正樹達と女王とガーネット侯爵で話合っている最中に
「すいません。女王様。ご報告が....。」
「どうしたの?」
「はい。ナイトハイル王国に派遣している調査員から報告で昨日、勇者達が王都ナイトハイムから出てギリオン神殿に向ったと報告が入りました。今恐らくですが今頃、勇者達は神殿に入っているかと思います。」
報告して来た騎士により、全員固まっていた...。
「マサキさん。アキナちゃん。クラリスちゃん。ナイトハイムに向ってちょうだい。」
「ああ。明菜の転移で王国までは行けるが、俺と明菜は神殿の場所は知らない。」
それを聞いた明菜は
「それなら、ハイトハイム王国の冒険者ギルドの受付嬢であるヘレンさんが知っているのでは?」
「そうだな。ヘレンさんに聞いて場所さえわかれば何とかなるか。」
正樹には奥の手があるので先ずはナイトハイム王国の王都に向うのであった。
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