第7話 転職(中編・明菜の場合)
正樹と明菜は宿に戻っていた。
「正樹君。これはどういう事なの? 私が『賢者』なんて?」
「それは、明菜さんだけ2つの低職の転職をさせたのには理由がある。その理由は、ゲーム『ファンタジー・ロマリア』の裏ワザでオタクの間で有名な裏技ですよ。『賢者』になるのは、『メイド』と『農夫』と『天気予報士』の職レベルとその職の基本スキルレベルをカンストしないと出来ないから。しかも賢者は最上級職だから下位職の一部を継承出来るわけ。一回表示を見たらわかるよ。」
と正樹はそう言って明菜に鑑定魔道具を使って欲しいと言われた。
明菜は鑑定魔法具を使うと
氏名 アキナ=ミドリカワ 女性 年齢24
身長160 体重48 B88 W54 H84
HP500 MP600
攻撃C 防御C 魔法A 俊敏A 知性A 運A
職業 賢者レベル10(最大レベル100)
スキル:全属性攻撃魔法レベル10(最大50) 回復系魔法レベル10(最大50)
短剣スキルレベルMAX 支援魔法レベル10(最大50) 生活魔法スキルレベルMAX(最大10) 転移系魔法レベル10(最大20) 料理スキルレベルMAX(最大20)
派生スキル 全属性魔法防御耐性レベル10(最大50)
無提唱レベル10(最大20)
身体スキル 身体強化レベルMAX 全異常耐性 無効
ユニークスキル:神秘の悟りレベル10
残りスキルポイント 3000
「これってすごい....。(いつもながらスリーサイズはちょっとね....。)」
明菜はビックリするのであった。
「分かった? 上級職に転職するとスキルが最初からスキルレベル10になるのだよ。そこから残りのスキルポイントを使用してスキルレベルを上げて行くのが『ファタジー・ロマリア』の特徴なんだ。この世界は『ファンタジー・ロマリア』の世界に似ているので出来ると思ったけど正解だったわ。明菜さんはもうクズ職ではないよ。これでやっとスタート地点に立てたからね。」
正樹はそう言うと明菜は泣きながら
「これで、みんなを守れるのね...。」
「.....それは厳しいと思う。」
「どうして?」
「それは俺達が冒険者であいつらは国王の奴隷だからだ。だけど、この世界でやる事は一つだよ?」
「それは何なの?」
「それはこの世界を平和にすることが出来る。」
正樹はそう告げるのであった。
「明菜さんの職のポイント振りは俺が思っている最強のポイント振りをするけどいい?」
「お任せするわ。」
明菜は正樹にスキルポインの振り分けを聞いて実行すると最終的にはこうなった。
氏名 アキナ=ミドリカワ 女性 年齢24
身長160 体重48 B88 W54 H84
HP2500 MP3000
攻撃C 防御C 魔法A 俊敏A 知性A 運A
職業 賢者レベル10(最大レベル100)
スキル:全属性魔法攻撃レベル50 回復系魔法レベル50 料理レベルMAX
短剣レベルMAX 支援魔法レベル30 生活魔法レベルMAX
派生スキル:全属性魔法防御レベル30 無提唱レベルMAX
身体スキル:身体強化MAX 全異常状態無効
ユニークスキル;神秘の悟りレベルMAX(最大30)
神秘の悟り...半径10メートルの防御結界を張り巡る時間は最大30時間継続する事が出来る。
発動条件*MPが10分の1になった時に発動が可能。レベル1で1時間継続。
残りスキルポイント 5
確認をした後、正樹は明菜に賢者の事に更に助言を言った。
「明菜さん。『賢者』は上級職の中ではレベル上りは50までは早いので50まではスキルポイントを使用しないで欲しい。いいかな?」
「正樹君の言う通りにするわ。それと正樹君の転職した『無限』ってどういう職なの?」
明菜は正樹に『無限』の内容を聞くとマサキは
「『無限』は最上級職で一番レアな職で『勇者』より上の職だよ。」
正樹の説明によると『無限』はあらゆる上級の戦闘職のスキルを使える事が可能であるが上級職のユニークスキルは使用出来ないがオリジナルユニークスキルがある事に......。
正樹の職業は勇者にも負けないウラ職であったのだった...。
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