第89話

いちにいさんしいごお.....俺含めて6人か。俺の部屋、人が入り過ぎてパンパンになってるんだけど、どうしたら良い?なんとか詰め込めているけど...。


「あれ?不破さんと夜見って....その、大丈夫なのか?」


友達が頭をかしげながら聞いてくる。そういえば前に俺が不破を振ったってことがバレてたな。多分気を使って最後まで言わなかったけれど友達多分そのことを聞いているのだろう。


「あぁ、私1回振られたよ!」


不破はめっちゃ堂々とそういった。


「俺がオブラートに包んで言ったのにを自らそれを剥ぎ取りやがった!!」


「今は友達だしこれから親睦を深めていってから付き合おうね?」


不破は俺に向かってそう言ってくる。ここはしっかり返事しとかないといけないところだよな。


「嫌」


「何でぇ!?」


ぱっと見悲しんでいるように見えるが目は少し笑っている。これは断られたけどちょっと嬉しいやつだ。こいつはドMだから間違いない、喜んでいる。


「あの、夜見君は熱があるので早く治してもらう為にも私達は早めに帰ったたほうが良いのでは無いのでしょうか?」


ナイス綾崎!!さっきから大人数が俺の部屋に来たからなのか、頭が回っていないんだよな。ちょっとしんどい。


「唯桜、もし明日お前が休んでも俺たち男子は部活でお見舞いに来れないからな」


「私も友達と出掛ける予定が...」


「私は空いていますのでもし明日も夜見君が休んだら必要なものを持ってきますね」


皆が俺にそう言った。まあ皆も忙しいだろうし毎日は来れないか。っていうか別に荷物を持ってきてくれた綾崎以外別に来なくても良いんだけどな。


「大丈夫だって!この調子だったら明日には治ってるから!!」


でも流石に明日には治っているだろう。今日ずっと寝てたし。


「それならよかった!」


「夜見!明日は学校来いよ!」


「絶対だぞ!」


「唯桜っち熱が収まったらまた遊ぼうね」


「夜見君、お大事にしてくださいね」


そう言って皆が帰っていった。さっきまで部屋に人が入り過ぎていたからか急に部屋が広く感じる。何回も綾崎に来てもらうのは申し訳ないし早めに治しておきたいな。よし!


「寝るか」


_______

今日短めです。ごめんなさい



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