第178話
だいぶ期間が開いたので前回のあらすじ(メタい)!!
なんと!2年生に進級してクラス替えもあり、皆とばらばらになるかと思いきや奇跡的に皆1つのクラスに集合した!これで2年生になっても学校で沢山話すことができるね!これまじで冷静に考えてすごい事よな。
「2年の最初は修学旅行!しかも大阪!!うまいもんいっぱい食ったるで~!」
俺の友達がパンフレットをもってはしゃいでいる。エセ関西弁でなんか言ってるな。一応、2年生の1大イベントとして修学旅行がある。まあまだ1か月以上あるんだけどね。でももう準備とかは少しずつ始まりそうだしなぁ。1か月って意外とあっという間に過ぎるし俺も修学旅行の準備始めるか。まずは班のメンバーから確定させていくか。少し誘うの遅れたら孤立して詰みだからな。...もしかしてこれもうすでにまずい状況か?
「そういえば班って何人なんだ?俺達3人より少し多いだろ」
俺は周りにいる友達にそう尋ねた。班のメンバーは自分たちで好きに決めていいらしい。その点はめっちゃ嬉しいんだけど指定された人数を集めれるかが不安なんだよなぁ。
「この前先生が言ってた話によると6人で1つの班らしいで.....あれ?これヤバいんとちゃうか?」
「気付くの遅っ!!」
そう、俺達はこの新しいクラスで孤立している。新しくできた友達など0人だ。何故そう言うことになったのかはいたって簡単で単純に俺と絡んでる奴らが頭おかしいからだ。この学校は仮にも全国に名を轟かすような進学校なわけで真面目な人が多い。そういった人は頭がおかしい行動をしている俺達を引いている。まあクズの噂のせいでもあると思うけど。
「あー、俺に頼めそうなあてがいるけど頼んでみる?」
「え?クズで全員から嫌われてるお前にそんな人いるわけないやん」
「イマジナリーフレンドなら数に入らないぞ」
「ちげえよ!!」
まじでこいつら俺を何だと思っているんだ。そういうところだぞ!俺は冗談無しで新しいクラスで友達ができなかった理由クズじゃなくてお前らだと思っているからな!!
「彩葉と不破と楓を誘ってみる」
ここでいう班というものは自由行動で大阪を観光するときに一緒に回る人たちのことが指す。別に同じ部屋に泊まるとかそういったわけではないから女子でも誘えるんだよな。そしてこの3人が最後の頼みの綱だから断られた瞬間に詰みます。
「あ!その手があったか!流石夜見様!!」
「じゃあ夜見様、よろしく頼むで」
うわ、こいつら女子と一緒に回れるからって俺に様付けしてる。どれだけ女子と回りたかったんだよ。あと1人最初からずっとエセ関西弁だな!なんでやねん!!
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