第148話
「しかし今年の生徒会はとある最終兵器を用意した!!」
「おぉ、なら安心ですね!」
俺は会長によかったぁと思いながらそういう。でも、会長が自信満々で何かを言うときって何か悪いことが起きそうなんだよなぁ。
「何を言っているんだ?最終兵器の夜見君。各部活動の予算はすべて君にかかってるんだよ」
「え!?俺ですか!?」
何で俺が最終兵器!?まさか会計の俺がどの部活からも不満の声が一切上がらないような予算案を出さないといけないというのか!?そんなの無理だぞ!!
「そう、勿論会計だからって言うのもあるんだけどね」
山田先輩が驚いている俺にそう言った。その言い方だったらまだ他の理由もありそうだな。いや、これはありそうっていうかあるの確定してるな。
「クズの夜見君なら....誰も反論しない.......」
「あー、そういうことですか。多分普通に反感買って皆に文句言われるだけっすよ」
確かに、俺はクズという理由でちょっとだけ、ほんのちょっとだけ(?)皆にビビられることもあるが普通にブーイングとかされるしなぁ。あんまり効果なさそうだけど。
「それは綾崎ちゃんが止めてくれるはずよ」
高嶺先輩が彩葉の方を向き、そう言った。
「が、頑張ります...!!」
「と、言うことで今日はここで解散かな。夜見君は各部活の予算案をよろしく頼むよ。わからないところがあったら明日聞くから」
会計は俺の仕事だからな。よし、ほとんどの部活の予算削ってやるぜ!!もしガチギレしてきそうな部活があったらかっこよくて頼りになる先輩たちに押し付けるか。(嘘)
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「会長、予算案作ってきたので確認してください」
翌日の放課後、生徒会室で昨日家に帰ってから頑張って作った予算案を会長に渡す。予算案自体は部活以外の別のもやったことあるからやり方は間違っていない!と思う。
「うん。僕もこれで良いと思うよ。じゃあ僕たちは文化部、1年生2人は運動部で。レッツ報告ターイム!!」
「え!?ちょ、待ってください!!」
「ごめんね!来年は私達もいないし2人には経験を積んで欲しいから!」
会長がそう言うとよっぽど怖かったのか先輩たちはそのまま全員走り去っていった。大人気ねえ!!いっつも優しく接してくれた先輩たちが後輩を置いて走って逃げやがった!!......はぁ。腹括るしかないか。
「彩葉、二人で頑張ろうな」
「はい、頑張りましょう」
気のせいかもしれないけれど彩葉の元気がいつもより少し、無い気がした。
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