第132話
「彩葉と不破の2人で遊んでいるの珍しいな」
「今日は会長に頼まれた買い出しに行こうとしてたのですが途中で不破さんと出会って付き合ってもらってたんです」
「あややと2人で買い物楽しかったよ!!」
そういえば前の生徒会で会長が誰か買い出し変わってくれる人を探してたな。暇なだし俺が行こうかと思ったけど彩葉が先に手を挙げたんだったな。俺と彩葉と不破の3人で実質無料カフェを楽しんでいると友達から連絡が来た。そうだったそうだった、今こいつらの買い物を待っている状態なんだった。いろんなこと起こりすぎて忘れてたわ。
『近くのカフェにいるからその前で待ってて。今出るわ』
もう食べ物も飲み物も残ってないし店から出るのには良い頃合いだな。
『おっけー』
友達からの了承の返事を確認し俺はスマホをしまう。そうだ!2人も一緒に帰らないか聞くか。
「2人とも俺はそろそろ帰るけど一緒に帰る?」
「え!?良いの!?帰る!!」
「では私もご一緒させていただきます」
「じゃあ帰るか」
そう言って俺達は店を出た。カフェを出ると友達はもう前で待ってくれていた。
「夜見、いいもの買えたぞ!この後ごはん食べに行かね?....って綾崎様と不破さん!?」
「何でいるの!?」
俺と一緒にいる2人の存在に気付いて友達は驚く。
「カフェでお前らを待っていたら偶然会ったんだ」
「唯桜君を見つけたときはびっくりしました」
「それな!唯桜っちが逆ナ」
「おい不破余計なこと言うな!」
俺はすぐさま不破の口を塞ぐ。こいつらに逆ナンされたとバレたら羨ましがられるか呪い殺されるかのどっちかだな。後不破は口を塞がれて嬉しそうにするのをやめろ。
「俺達はこの後ご飯食べに行こうとしてたんだけど2人とも来るか?」
友達が声を掛けた。そういえばご飯食べに行こうってカフェを出たときも言ってたな。ここだったらフードコートもあるし行っても良いな。
「私は親に連絡を入れれば了承してくれると思います」
「私も全然おっけーだよ!」
「じゃあこいつらのおごりで食べに行こうぜ」
俺は友達を指しながらそういった。ご飯食べに行こうって言ったのはお前らだしもちろん奢ってくれるよな?
「綾崎様と不破さんの分は全然奢るけどお前は自分で払え」
「死んでも夜見には奢らねえよ」
ま、まあお姉さんたちにカフェ奢ってもらったし夜ごはんぐらい自分の分は自分で出すか。
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体調が悪いのでよくなるまで少し短くなるかもしれません。
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