第168話
俺は学校の外にある公園から体育館裏を見れることに気付き、そこで待機していた。よし、ここからなら呼び出された人にもバレず体育館裏の様子を眺めれそうだな。フェンスもあるしバレても逃げ切れるだろ。あ、誰か来たぞ!体育館裏に複数人が一斉にやってきたので顔を確認するためにスマホをズームにする。
「いや、お前かよ!」
そこに映っていたのは彩葉のファンクラブの人だった。俺が勝負に勝ったんだから文句も言えねえだろ!
「あ、夜見!!そこにいたのか!!」
やっば!声を出して突っ込んでしまっせいで気付かれた!!俺は公園からダッシュで逃げる。取り合えずこいつらを撒かないと!
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3分後
「足おっそ!!」
「普段イキってるくせに運動神経悪すぎだろ!」
一瞬で捕まってしまった。そうだった。俺って彩葉より足も遅いし体力無いんだった。忘れてたぁ!
「はぁはぁ......って俺が勝負に勝ったんだから別にいいだろ!お前3位俺1位。しかも600点満点。文句ねえだろ!!」
でもまあ捕まったからって俺が不利になることは無いんだけどね。だって他の追随を寄せ付けない圧倒的1位なんだもん!!
「お前不正しただろ」
「そうだそうだ!」
「600点満点などおかしすぎる!!」
飛来だけではない他の彩葉ファンクラブの人もそう言ってくる。まあ確かに冷静に考えてみたら俺が不正したと考えてもおかしくないのか。こいつらは俺のことを人類最大のクズだと思ってるし。実際はしてないけどね!!
「勝負に負けた負け犬どもがぎゃあぎゃあわめきやがって。証拠すらねえのに不正したとか言ってきてんじゃねえよ」
俺はマジのクズっぽい圧を出す。.....出せてるよね?こんな圧出すの慣れてないけど多分出てるよね?
「そ、それは.....」
ファンクラブの奴らが少し狼狽える。正論パンチ+圧でちょっとこいつらビビってるぞ!人数的には圧倒的に不利だけど堂々とすることによってそう思わせない作戦も効いている。より、あと一息だ!俺がとどめの言葉を言おうとするとある女子の声が聞こえた。
「唯桜っち!?告白じゃなかったの?」
え、今不破パイセンが来ちゃう感じっすか?別に不利な状況に陥るわけでもないし全然いいけどな。
「あぁ、こいつらだったらしい。俺に文句があるんだとよ。完全に言いがかりだけど」
これで俺にも仲間が増えた。この状況から逆転負けする未来が見えない。そもそも俺全く悪くないし。
「こんなに大人数で私の唯桜っちをいじめないでください!!」
まじで何言っちゃってくれてるんすか!?これ場がさらに
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