第81話

まじでどうしよう!!まあ断る事は決定してるんだけど。とととと取り敢えず不破の時みたいに断ろうかな。


「俺なんかに告白してくれてすごく嬉しいんだけどさ、ごめん」


「じゃ、じゃあ一時的に付き合うっていうのはどうかな?夜見君に好きな人ができたら別れてもいいよ」


「今日初めて会ってまだどんな人かわからないときに付き合うことはできない。後俺めっちゃ忙しくてかまってあげれる暇がないんだよね」


「そっか。ごめんね...私、先に部屋戻ってるね」


そう言ってカラオケの部屋に戻っていった。申し訳ないな。俺なんかに告白してくれたのに。


「さて、俺も部屋に戻るかぁ」


さ、流石に告ったこととか皆に言ったりしてないよな?もしバレてたら学校の皆に知らされて明日血祭り確定なんだけど!?どうか皆に知られていませんように!!俺は強く願いながら部屋に戻った。


「夜見君、戻ってくるの遅かったね。時間的に次がラストだし最後歌っちゃってよ」


「う、うん。わかった」


他校の陽キャ男子にそう言われる。どうやら皆は知らないみたいだ。良かったぁ。安心して気を抜いたせいでも何も考えずにオッケーしちゃったけど...どうしよう!そう思いながら俺は最近の履歴を漁る。カラオケの履歴つい漁っちゃうんだよな。前の人同じ歌ばっかり歌ってたりして面白いときあるしな。あっ!これかっこいい歌じゃん。歌詞も全部覚えてるしまあ歌えるだろ。そう思い俺はその曲を入れる。


「夜見がその曲歌ったら絶対かっこいいじゃん」


「夜見君歌めっちゃ上手かったしね」


これで下手だったらがっかりするだろうな。よし!がっかりさせないためにも頑張るぞ!!

___________

「夜見君は歌がうまかったな。めっちゃかっこいいし同じ男として尊敬するわ」


カラオケを出たあと解散する前に陽キャ男子にそう言われた。あなたが尊敬してるそいつ、学校ではクズで有名なんですよ。


「また明日!夜見!!」


同じ学校の女子からもそう言われる。まあ明日からクズに戻るんだけどね。その後皆と解散して俺といつもの友達と途中まで一緒に帰る。


「あのさ、俺が夜見が優しくなったらどうなるのかって言い始めたんだけどさ明日にはいつもの夜見に戻ってるよな?」


「そうだけど...何かあった?」


「お前が優しかったら気持ち悪くて俺の調子狂うんだよ」


「お前が狂ってるのは調子じゃなくて頭だぞ」


「よし殺す」


俺たちが取っ組み合いをしてると友達は笑いながらこう言ってきた。


「いやぁ、夜見が優しかったらモテるのずるいわ。すぐ女の子から好かれるからムカついたもん」


「お前絶対それが理由で俺が優しくするの辞めさせたじゃん」









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