第191話
「写真ってあややと一緒に仲良く寝てた写真のこと?」
「おい、その情報もっと詳しく」
「え?新幹線で唯桜っちとあややがお互いに肩を預けあって寝ている写真のことだよね?」
は?もしかして俺と彩葉が2人とも寝ている間に偶々そう言う形になってしまって誰かに写真を撮られたのか!?バッドマナーすぎるだろ!
「それみんな知ってる系?」
「みんな知ってる系!」
「ふざけんな!」
これ訴えようとしたら名誉棄損とか人権侵害で勝訴確定の勝ち戦できるだろ!いや別にしないけどさぁ!そんなことを平気でやられる俺の噂が悪いんだけどさぁ!っていうか彩葉が俺の巻き添え食らってただ可哀そうなだけじゃねえか!
「ま、まあ国宝級の写真だったし....」
「お前にとったらそうかもなぁ!!」」
これを俺が言うのもなんだが不破は俺のことが好きだからそう思えるのであって彩葉を見たい人たちにとっては俺とか邪魔でしかねえだろ!
「え?別に私じゃなくても....」
「.....はぁ、まあいいや。過ぎたことに怒っても意味ねえしな。行こうぜ」
俺はそう言ってみんなの後ろについていった。
__________
「海遊館だー!!我ら3班で回るぞー!!」
友達がまだ海遊館に入ってもいないのに見ただけで大はしゃぎしてる。そんなにはしゃぐ?テンション上がるのはわかるけど.....これ今どきの小学生の方がおとなしいだろ。因みに班のメンバーは体育祭で3人4脚をした俺、友達1、友達2、彩葉、不破、楓の6人班だ。
「ここにはジンベエザメがいるんっすよね!?自分見たことないので楽しみっす!!」
「まあここで立ち止まってないでさっさと入ろうぜ」
楓も友達同様、テンションが上がっているようだ。まあ俺も冷静を保っているように見えて実はめっちゃ楽しみなんだがな!俺達は適当に話しながら海遊館に入った。
__________
「ペンギン多っ!?」
「そうですね!すごいです!!」
前に彩葉と2人でいった水族館でもペンギンはいたがこんなにも多くなかっただろう。いろいろな種類のペンギンに圧倒されていると不破が指をさして俺達に言った。
「かわいずぎる!!あれ家で飼いたい!!」
「いや無理だろ」
俺は咄嗟にツッコむ。いや、お金はかなりかかるが常に冷房をかけて餌として魚を挙げまくったら意外と飼えるのか?.....うん、出来はすると思うけど不破には無理だわ。難しすぎる。そんな感じで平和に海遊館を回った。いつも何か起きてばっかりだからこういう平和な日が一番楽しいな。
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