第7話「筋肉で戦う商人ってなんだ」

「父さんはなんで商人なのに、ムキムキなんですか」


「商人と違って筋肉は嘘をつかないからな」


 父さんは苦笑いを浮かべている。

 過去に何があったのかな。


「僕が生まれる前に何かあったんですか?」


「あぁ、この店を継ぐときに親父とちょっとな」


 僕の名付け親でもあるじいさんは狡猾な人ではない。


「具体的には何が?」


「当時は俺も筋肉ではなく頭で戦う、オーソドックスな商人だった」


 筋肉で戦う商人ってなんだ。

 つっこみたいが我慢する。


「そのせいで店を継ぐときにシャッターを持ち上げられず、親父に怒られたんだ。500キロあるからな、あれ」


「お店のシャッターにも驚いたんですが、軽々と持ち上げすぎでしょう。しかも嘘をつく商人関係ないじゃないですか」

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