第177話「あっ、分かりましたよタケゾウさん!」

今週は両親編やで。


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「ふぅ…俺にいけるのか? いや、男ならいくしかないだろ…」


 俺の名はタケゾウ。

 今は一世一代の大勝負の直前だ。


「さっきからボソボソ呟いてどうしたんですか、タケゾウさん。筋トレしていないのに汗も滲んでますよ?」


「おおうっ!? ひ、ヒナタか。いや、ちょっとな…」


「なんだか怪しいですね。顔も赤いですし、体温が上がってるんですかね?」


「あ、あのな、ヒナタ。ちょっと言いたいことがあるんだが」


「あっ、分かりましたよタケゾウさん! 私たちはけっこう長い付き合いですからねー」


「わ、分かった!? ば、バレてたのか!?」


「えぇ、バレてますよ…タケゾウさん、プロテインの禁断症状が出てるんですよね?」


「違うわ!」


「あれ?」

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