第109話「あ、深い意味はないよ?」

「お兄ちゃん、久しぶりに遊ぼうよー」


「たしかに最近は全然遊んでなかったしな…」


「…お兄ちゃん?」


「あ、深い意味はないよ?」


「私はまだ何も言ってないよ!?」


「ごめん、心の声が聞こえた気がした」


「お、お兄ちゃんが壊れた」


「それじゃあ何して遊ぼうか」


「うーん、童心に帰ってかくれんぼとかどうかな?」


「ミネルバの得意分野か。いいよ、かくれんぼをしよう」


「別にかくれんぼが得意分野になった覚えはないんだけど…」


「じゃあミネルバは隠れなよ、10秒数えるから」


 ーー


「ーー、9、10っと。よし、気合い入れて探すぞ…ん?」


(お兄ちゃん、固まってどうしたんだろう?)


「み、ミネルバの霊圧が消えた…!?」


「霊圧って何!?」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る