第179話「少しでも力んだらヤバイな」
「…なんだか早かったな」
「もう結婚式ですからねー。本当にあっという間でしたっ」
「そうだな。ヒナタ…その、今日はいつもに増してキレイだよ」
「ふふ、ありがとうございます。ちゃんとした衣装で化粧も少ししてますからね…気づいてもらえなかったらどうしようかなって思ってました」
「いやさすがの俺でもそれぐらいは気づくからな?」
「そうですね…あなたも今日は一段と服が、その、ピチピチですね?」
「お、気づいてくれたか! 今日の服はいつもよりワンサイズ小さくしておいたんだ!」
「…そういう人だって分かってたからいいですけど。今にもはち切れそうです」
「少しでも力んだらヤバイな」
「式の途中は我慢してくださいよ?」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます