「今日ね、学校で騎馬戦の練習をしたんだー」

「へぇ、ミネルバはどっちをやったの？」

「どっちって何が？」

「いや普通に。乗る人？　馬の人？」

「う、馬の人！？　そ、そんな人がいるとは知らなかったけど、私は乗る人だよ」

「あれだね、ミネルバは騎馬戦強そうだね」

「そうかなぁ？　お兄ちゃんたちには勝てーー」

「影が薄いから全然狙われなさそうだし…」

「だから私は薄くないからね！？　学校だと目立つ方だよ！？」

「うんうん、そうだねー」

「絶対信じてないでしょ…そんなに疑うなら本番見に来なよー」

「そうだな…仕方ないな、暇だしいいよ」

「やったー！」

　ーー

　パカラッパカラッ

「ヒヒーンッ！」

「まさか騎馬戦がガチの騎馬戦だとは思わなかった…」

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい