第134話「全員野営をする気がなさすぎるじゃろう!」

「ついに来ましたね、ダンジョンキャンプ」


「3日間だからな、頑張ろうぜ」


「それにしても太郎の荷物は大きいわね…今から無人島にでも行けそうな量じゃないの」


「意外とキャンプファイヤー用の丸太が嵩張ったんですよね」


「…ちょっと待つのじゃ、太郎よ。お主は何をしに来たのじゃ?」


「え、キャンプですよ?」


「一応確認しておこうかの。おぬしらは何を持ってきたのじゃ?」


「カメラと自作の小学生プロマイド。あと申し訳程度のテント」


「麻縄とロウソクと勇気を出して買ったけど使ってない拘束器具」


「娯楽道具と丸太と花火とカレーの材料ですね」


「全員野営をする気がなさすぎるじゃろう!」


「あ、ベッドも持ってきました」


「もう頭痛くなってきたのじゃ…」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る