山田さんちの太郎くん@転生しました

ぷらすけ

　真っ白な空間で目が覚めた。

　何も思い出せない。

　目の前には見知らぬおっさん。

　だれ？

　なぜ？

　どこ？

「山田くん、君は死んだ」

「あ、はい」

「意外と驚かないね。私は神様の使いで、君は今から転生する」

「どこにですか？」

「異世界さ。夢があっていいだろ？」

「えぇ、はい」

「さて、剣と魔法の世界に転生する訳だが、何か１つならチートやら才能やらを授けられるよ。どうする？」

「そうですね…それって何でもいいんですか？」

「うん、その世界にあってもおかしくない程度は大丈夫」

「えーっと、決めました」

「ほう、早いね。何にするのかな？」

「前世の記憶で」

「珍しいタイプだね。前世の記憶…了解だよ。じゃあ頑張ってね」

「…はい」

　ーー

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