第159話「…まぁ水鉄砲なら、ないこともないんですけど」
「太郎ぅ、暑いのじゃぁあ…」
「僕としてはハルカさんはお面をつけてるっていうのもあると思うんですよね。外してみては?」
「フッ、我が封印が解かれるときは、妾のこの身が灼熱に焼かれ、死に絶えるその時だけよ…」
「え、死ぬまでそのお面外さないつもりなんですか。というか封印されたまま死ぬってどうなんですかね」
「ふ、封印が解ければ再び甦るだけじゃぞ?」
「うわー後付け感がすごいですねー」
「ええい、うるさいわ! それで何か涼をとる道具はないのかの?」
「…まぁ水鉄砲なら、ないこともないんですけど」
「嫌な予感がビンビンなのじゃが」
「試しに撃ちますか…っと、軽く撃ったのに壁に穴が」
「お、お主は冷や汗で涼をとる気かの?」
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