「というわけで、本日はゴブリン狩りに来ましたー」

「いぇーい」

「すまん、俺はついていけてないんだが」

「安心するのじゃ、妾もこの２人にはついていけておらん」

「ソウタもハルカも頑張ってついてくることね」

「…太郎、ユノじゃ話にならん。説明しろ」

「まぁ簡単に説明するとですね、ハルカさんの武器を僕がどうにかすることになりました」

「そうじゃな」

「面倒だったので自分で作りまして、魔道具になっちゃった鎖鎌の試運転に来たというわけですよ」

「試し斬りじゃなくて、試運転と言ってしまうあたり心配だが」

「大丈夫よ…たぶん」

『ヒャッフゥゥー！』

「はぁ！？　今、この鎖鎌が喋ったんじゃが！？」

「あ、それはちょっと意識があるだけです」

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