第33話「声がたくさん聞こえて気持ち悪い」

「父さん、ちょっと欲しいものがあるんですけど」


「「「お、なんだ? 言ってみろ」」」


「声がたくさん聞こえて気持ち悪いので、ひとまずその高速スクワットを止めてください」


「仕方ないな…よし、何が欲しいんだ?」


「本、なんですけど」


「本が欲しいのか…」


 父さんは考え込んでしまった。

 まぁこの世界で本は高いから仕方ないだけど。

 印刷技術が全くないから、全部手書きなんだよね。


「そうだな、俺が持っているのもあげようか?」


「買ってくれるんですか?」


「あぁいいぞ。ひとまず取ってくる…ほら」


「えーっと『正しい筋肉の鍛え方』? 作者は…プロテイン山田? これ父さんの著書ですよね」


「いや、プロテイン山田さんの本だ」


「あ、要らないです」

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