第114話「立派なキャンプ場だろう?」

「キャンプ場だー!」


「父さん、1つ質問なんですが」


「ん? どうした、言ってみろ」


「僕はてっきりキャンプ場に来ると思ってたんですけど」


「だからキャンプ場に来たじゃないか」


「なるほど、父さんの中では山に入った時点でそこがキャンプ場になるんですね。ミリ単位でも父さんに期待してしまった僕がバカでしたよ」


「仕方ないな、俺がキャンプ場を作ってやるから太郎はその間に燃料になりそうな枯れ枝を拾ってきてくれ」


「はぁ…分かりました、行ってきますね」


 ーー


「ただいま帰りましたー…え?」


「どうだ、立派なキャンプ場だろう?」


「なんで家より立派なペンションを作ってるんですか」


「なんてったって魔道具職人だからな!」


「いや、凄腕大工の間違いでしょう」

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