第51話「羊です」
「あー眠れねー」
「ソウタ、幼馴染みの家にやって来てまで寝ようとしないでくださいよ」
「えーでも太郎は魔道具制作中だろ?」
「確かに制作中ですけど。家に帰らないんですか?」
「今から帰ってもすることねーし、お前が魔道具作り終えるまでお前のベッドで一眠りしようかなと」
「なんでそんなに自由なんですか」
「だって幼馴染みの家なんて自分の家も同然だろ?」
「まぁそうですね。あ、すぐに寝れるいい方法がありますよ」
「どんなの?」
「羊を数えるんですよ」
「何、執事を数えるだと?」
「はい、頭の中でずっとです」
「なるほど…それは男装のロリ執事でもいいのか? むしろ興奮して寝れないぞ?」
「すいません聞き間違えてました。羊です」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます