第92話「…つ、使いたい武器はあるのじゃが」

「早くパーティで殲滅しに行きたいのう」


「何をですか?」


「未だかつてない何かを」


「…はぁ。まだ無理じゃないですかね?」


「なぜじゃ?」


「だってハルカさんはまだ武器を持ってないじゃないですか」


「…つ、使いたい武器はあるのじゃが」


「ちなみに僕は魔道具、ソウタが魔法、ユノが大盾と短剣なのでそれを参考にして武器を選んでくださいよ?」


「そうじゃなぁ…それなら妾は近接武器の方がよいかのう?」


「女の子が前衛というのはちょっと男として思うところはあるんですが」


「ふっふっふ、妾に任せるがよいぞ」


「あれですね、前衛ならユノに武器や装備選びは任せればいいですね」


「…あの変態あくまと、かの?」


「えぇ、あの悪魔へんたいとですよ…って本気で嫌そうな顔しないでくださいよ」

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